12月25日(月)「終業式」

今日は、2学期の終業式です。

今から、みんなに足し算の問題を出します。頭の中で足し算をやって見てください。

21+22+21+18=82

1年生は無理だと思いますが、計算が出来ましたか。正解を言います。82です。

何の数字だと思いますか。そうです。この数字は皆さんが2学期登校した日です。82日間に何があったか思い出せますか。そうですね。学芸会、社会科見学、有馬ラソン大会、そしてありまっこまつり、4年生以上のみなさんは、移動教室にも行きましたね。5年生は、その上、連合音楽会にも参加しました。このようにたくさんの行事があり、皆さんが頑張ったことがたくさんあった82日間でした。

学芸会での迫真の演技、有馬ラソン大会での真剣に走る姿、ありまっこまつりでの学級のお店を成功させようと協力している姿、黙々と本を読んでいる姿、勉強を頑張っている姿、掃除を一生懸命している姿などたくさん皆さんの素晴らしい所を見ることが出来ました。

ところで、私は、2学期の終業式の時は「ウサギとカメ」の話をして、夏休みこつこつ頑張る大切さを話しました。2学期の始業式では、別の「ウサギとカメ」のお話をして、2学期は、是非お友達のよい所、頑張っている所をたくさん見つけてください。と話しました。

皆さんこの2学期友達のよいところ頑張っているところ見つけられましたか。

この中で、学級全員、または全学年の皆さんの頑張ったこと、よかった事を見つけ、私に教えてくれた人がいます。

誰だか分かりますか。

その人達は、何日も掛けて、皆さんが2学期頑張ったこと、良かった事、もっと頑張ってほしいことを見つけてくれました。

もう、誰だか分かりますね。そう先生方です。専科の先生は、音楽で図工、算数で頑張ったことを担任の先生に連絡しています。担任の先生は、学級の全員の皆さんの良かった所、頑張った所、力が伸びた所を見つけ、今日渡す、「通知表」に書いてくれています。もちろんもっとがんばってほしい事やこうすればもっと良くなることも書いています。

2学期頑張った事をますます伸ばして、努力が足りなかった事や反省するべき事は素直に反省して、三学期に生かしてください。

病気、けが、交通事故には十分に気を付けて冬休み過ごしてください。

12月18日(月)「大掃除」

今週の金曜日は、冬至です。一年で一番昼間の時間が短い日です。また寒さがこれからだと言われています。ゆず湯で温まり、栄養価の高いかぼちゃを食べて冬を乗り切りましょう。

 さて、来週の月曜日は、2学期の終業式を迎えます。

この一週間、皆さんは、きっと学級や、使った教室の大掃除をすると思います。

また、冬休み中も大掃除をお家でする人も多いでしょう。

では、なぜ、新しい年を迎えるにあったって大掃除をするのでしょう。

大掃除が生まれたのは、平安時代頃と言われています。

1年間、日頃掃除出来ない所もしっかり、掃除して、お正月に神様を迎えるという意味があったそうです。

今年のゴミやほこりはもちろんの事、目には見えない所もきれいに掃除して、来年もいい年でありますように、来年こそいい年でありますようにと願いこめながら、昔の人は掃除をして、すっきりした、きれいになった部屋に神様を招いたわけです。

神様が途中で迷わないように「迎える場所はここですよ」の目印として門松を立て、しめ飾りを張り、神様のお供え物として、鏡餅を飾るということです。

さて、皆さんも、学校の大掃除、そして、お家での大掃除を是非、進んでやってほしいと思います。自分の身の回りをきれいにすると気持ちもすっきりして、新しい事を頑張ろうとする気持ちになるものです。

掃除は、教室や家の中をきれいにするだけではありません。自分たちの心もきれいにするのです。掃除はだから「心磨き」とも言われます。

 大掃除は、今年お世話になった学校、教室をぴかぴかにして、そして自分自身の心もぴかぴかにきれいにしましょう。

 そうすると、神様が来た時、きっと喜んでくれて、いいことをたくさん与えてくれるはずです。

12月11日(月)「学問に王道なし」「砂上の楼閣」

12月も中旬になりました。12月は「師走」お坊さんも走るという意味で、年を越すに当たってみんなが忙しくなります。いつもゆったりしているお坊さんさえ、走るという時期です。大人達はみんな忙しくなります。だから夕方走る車でさえ、スピードを出したりするのです。交通事故には十分に注意してください。

また、12月は2学期の学習のまとめの時期でもあります。

分からない事を分からないままにせず、この時期しっかりと学習してほしいと思います。

今日は、そうした学習に関係ある、外国のことわざを二つ紹介します。

 一つ目は、「学問に王道なし」ということわざです。このことわざは、古代ギリシャの数学者の言葉です。数学者だった彼は、王様から、「幾何学という図形を取り扱う学問が簡単にわかる方法はありませんか」と尋ねられた時、「幾何学に王道はありません」と答えたのがもとになっていると言われています。

 昔の王様は、とても強い権力をもっていました。ですから、王様がどこかへ出かけるときは、特別にまっすぐな道をつくったり、道に絨毯を敷いたりしました。こうした道を「王道」といい、楽な道、簡単な方法という意味を持っています。

 ですから「学問に王道なし」というのは、学問をしようとすれば、だれでも努力して、基礎的、基本的なことを一つ一つ積み重ねていく必要があり、学問をするのに楽な方法、簡単な方法はありませんよ、という意味になります。

 たとえば、算数での割り算の問題を解くとき掛け算九九を使います。面積を求める時も掛け算は必要になります。掛け算九九をしっかり覚えないと何もできないことになります。つまり、掛け算九九は算数の基礎基本になります。

 このような、基礎基本になることは、どの教科にも必ずあります。学力を身につけるためには、そうした基礎基本を一つ一つ確実に身につけていくことが大切なのです。また小学校で学習することは、中学校や高校の学習の基礎・基本になります。ですから皆さんの将来のためには、今の学習が基礎・基本としてとても大切なのです。

 基礎・基本がないといくら勉強しても「砂上の楼閣」になってしまいます。この「砂上の楼閣」というのが、今日紹介する2つ目のことわざです。

 「砂上の楼閣」というのは、砂の上に建てられた立派な建物の事をいいます。砂の上につくられた建物は、いくら見た目がきれいで立派でも、基礎が弱いのですぐ崩れてしまします。このことからも基礎・基本は大切だということがわかります。

 みなさん「学問に王道なし」です。毎日の学習を一つ一つ積み重ねて、基礎・基本をしっかり身につけ「砂上の楼閣」を立てないようにしてください。

12月4日(月)「人権週間(いじめ)」

12月4日から10日まで、人権週間です。他の人を差別しないで大切にしましょうという事です。

人権を尊重すると言う事を言い換えると、「自分を大切にするのと同じくらい他人も大切にする」という事です。「自分のいやな事は他の人にもしない」という事です。

もっと言えば「困っている人や悲しんでいる人、寂しがっている人を見たら、その人の気持ちを自分の気持ちに置きかえて考えられる人になる」という事です。自分の前で友だちが転んだら「ああ、いたいだろうな。」と考える事の出来る人間になると言う事です。

いじめは、他人の人権を侵害する事です。

皆さんの中で、仲間外しをしたり、暴力を振るったり、いやがることをしたり、お金をせびったり、そんな様子はありませんか。

皆さんいじめの3重構造って知っていますか。

1番目、いじめをしている人

2番目、いじめを周りで「やれやれ」とはやし立てる人、クスクス笑う人、

3番目、その場から立ち去ったり、知らない振りをしたり、気にしなかったり、見て見ぬ振りをしている人。

 このような人がいる限りいじめはなくなりません。

 私は、以前5年生を担任もった時、3.4年生の頃から、みんなからゴキブリと言われていじめに遭っている子に出会いました。いじめている子は彼をばい菌扱いし、周りの子もその子とかかわらない様にしている様子が分かりました。その子は、自分がみんなから仲間はずれにあっている事が分かっていて、心を固く閉じ、何かにつけて乱暴をしました。だからみんなますますその子に近づきませんでした。

 6月、移動教室で泊まる部屋を決めるとき、なかなか彼を誘う人がいませんでした。その子はやっぱり一人残ったのです。その時、ある子が「一緒の部屋に入ろうぜ」と誘ったのです。これをきっかけに彼は少しずつ笑うようになり、クラスにとけ込み始めました。

 その子が6年の終わりに書いた作文です。

ぼくは、小学校に入ってからずうっといじめに遭っていました。

みんなからばい菌、ゴキブリと言われていました。友達もいませんでした。

みんなが楽しそうにしているのがいやでした。

だからぼくは乱暴をしました。友達の机や椅子を蹴ったり、周りでみている子をぶったりもしました。だけど移動教室の時、T君がぼくを誘ってくれました。うれしかったけどどんな顔をしたらいいか分からず、はじめはふてくされている様な態度をしていました。だけどT君はそれからも話しかけてくれました。ぼくはこのクラスになれて本当に良かったと思います。ぼくは今は友達が増えました。今まで乱暴して済みませんでした。 

 卒業の時彼はたくさんの友達に囲まれていました。

どうですか。いじめはいじめている人が一番悪い、いじめをやれやれとそそのかす人も悪い。そしていじめを見て見ぬふりしている人も悪いのです。

誰か一人でも勇気を持って声をかけていれば、私がもったゴキブリと呼ばれていた子の様に、救われる子もいるのです。

人権週間です。友だちの事を大切に思ってほしいと思います。そして、いじめをなくすためには、学校の先生や保護者の協力が必要です。自分一人での解決は難しいので、いじめをなくすためには信頼出来る大人に話すことが第一です。

 

いじめを知っている人

もしかしたらあなたの近くでもいじめが起きている可能性があります。いじめを知っているのに言わないでいると「いじめを応援している」と見られてしまうことがあります。友だちが傷ついているのならそれをきちんと大人の人に伝えましょう。

いじめを大人に言えない人

 いじめている人から「先生や親に言うなよ」と口止めされていませんか?いじめを言わないでいるとどんどんいじめがひどくなる可能性があります。脅されている時はそのことも大人に話してください。

いじめをしてしまっている人

 周りの人の手助けがあれば、自分の感情をおさえたり、友だちと仲良くしたり出来るようになります。周りの大人は、ちゃんと手をさしのべてくれます。信頼出来る大人に相談しましょう。 

いじめをうけている人、いじめを見ている人、いじめをしてしまう人は、是非大人に相談してください。

11月27日(月)「自動販売機」 

今週の金曜日は、ありまっこまつりがありますね。学級のみんなで決めたことを実践するのですね。

是非、お客さんに喜ばれるように学級のみんなで力を合わせて、お店を成功させてください。

 

 さて、今日は、今、日本には、たくさんの外国の方達が日本に観光に来ています。外国人が、日本にきて感心すること、びっくりすることについてお話します。

まず、日本に来ると多くの外国人は、日本は、とてもきれい、清潔、交通の便が良い、電車が時間に正確と言うこと、また、治安のよさに驚くことも多いそうです。そして、外国人が日本に来て驚く一つに、自動販売機の多さが挙げられます。

確かに学校の周りにも自動販売機が多くありますね。

みなさんは、コンビニエンスストアが24時間営業し、自分の家の近くにあるので、自動販売機のありがたさを感じることはないかもしれませんが、田舎に行ったとき、夜の真っ暗な街道を車で走っていると、明るい光を放つ自動販売機が数㎞ごとに見られることに気がついた人もいるかもしれません。

 ところで、多くの国では、自動販売機がほとんど設置されていないそうです。それはなぜだか分かりますか。

理由は2つあります。

 1つ目は、商品を定期的に補充することが困難なことです。お店の前の自動販売機なら、お店の人が補充しますが、道沿いに置かれている自動販売機はそうはいきません。日本の企業の緻密さや、働く人の勤勉さがあっていつも売れ切れにならないで、補充されています。外国では、このように残っている量をいつも見ながら、補充することがないのだそうです。

 2つ目は、外国では、現金の入っている自動販売機があると、誰も見ていないと、自動販売機を壊して中の現金を持ち去るか、下手をすると自動販売機ごと盗まれるそうです。

 日本に住んでいると、当たり前だと思っていることが他の国の人から見ると、お金の入っている自動販売機を夜誰も見ていないところにおいてあるのは、びっくりすることだそうです。

 日本では、昔から「人様のものに手を出していけない」と教えられ、誰が見ていなくとも「お天様

が見ている」とやってはいけない行為を自ら戒める文化があります。こうした日本人がもっている文化は世界にも誇れる秩序や規範意識を根付かせたわけです。

 田舎に行くと今でも「無人販売所」を見かけます。採れたての野菜や果物が置いてあって、代金は、ざるや箱に入れるというものです。誰も見ていないのですから、お金を払わず、盗ることや、他の人が払っていった代金を盗む事も簡単です。しかし、お客を信頼している農家の人の気持ちを裏切ってはいけないと思う人がほとんどです。

 自動販売機も、壊して中にある残金やジュースを盗まないという安心感があるからこそ設置されているわけです。

これから先、皆さんが大人になっても自動販売機や無人販売所がなくならない国であってほしいと思うし、日本には他にも外国の人が感心する誇れるものがたくさんあります。是非調べてみてください。

11月20日(月)「大銀杏」

土曜日は、校友会、有馬小学校を卒業した人達とみなさんが、共に過ごす会がありました。

多くのみなさんが参加しましたね。有馬小学校は今年で創立144年になります。

有馬小学校を卒業した先輩は、12000人は余りいます。みなさんの、お父さん、お母さんはもちろんのこと、おじいちゃん、おばあちゃん、中には、ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんと3代、4代とこの有馬小に通っているというおうちもあるでしょう。

伝統のある学校ですね。

それでは、今日は、校庭の大きな銀杏の木の話をします。体育館のそばにある大きな銀杏の木です。段々と黄色になってきました。

この銀杏の木は、今のこの校舎が出来た頃から、その長い歴史を見つめてきたものです。

今こそ、この銀杏は、その四季折々の姿を見せてくれ、特に秋は、黄金に輝き有馬小学校のシンボルとなっていまが、この銀杏の木は、関東大震災が起こった大正12年の時、今から100年以上も前ですが、学校に隣接する蛎殻町公園にありました。蛎殻町公園は、その当時、京都出身の豪商、杉村氏の屋敷の庭園でした。震災の夜、火災に追われた近所の人達は、夜になって周りが火の海に包まれたとき、銀杏の大樹の下に避難し、難を逃れました。

銀杏の木は、防火林と言われて、水分を多く含んでいるので火に強いのです。ですから、火の粉から、地域の人達を守ることができたのです。

その後、この庭園は、震災復興計画の中で公園となり、子供たちの遊び場になりました。ところが、公園に今度は、この有馬小学校が建てられることになり、銀杏は、日当たりの悪い、新校舎とビルの間に移植されたのです。それが、今の場所です。かつて、洋々と天空に伸びていた枝が切り落とされ、麻袋で、ぐるぐる巻きになった姿が、当時の人達には、寒々しく見えたそうです。

そこで、その当時の有馬小学校の校長先生をはじめ多くの先生方、そして児童のみんなさんが、関東大震災の時、火の粉を振り払って地域の人達の命を助けた、この大銀杏の木を日当たりが悪い環境の中でも完全に根付かせようと、夏休み中も交代で水をやり、土が乾かないように、みんなで大事にお世話をしました。その結果、次の年の4月には、残った枝から青いものが一斉に芽吹きました。そして、今や、当時のような大樹になったのです。昭和62年の話ですから今から、30年くらい前の話です。

一度は枝を切り取られ、日当たりの悪い場所に移植され、瀕死の状態になったにも関わらず、しっかり根付いた銀杏の木、みんなの愛情によって復活し、今では秋になると黄金色になる銀杏の木の話をしました。

11月13日(月)「後片付け」

学芸会が終わりました。素晴らしい演技でおうちのみなさんはもちろん地域のみなさんも素晴らしい出来上がりだったと褒めていただきました。みなさん頑張りました。

 さて、この体育館を見てください。学芸会の時にあった張り出し舞台、ライト、大道具は、付けられていますね。これは、学芸会が終わった後、先生達、主事さん達が力を合わせてかたづけました。

 さて、今日は「後片付け」のお話をします。

 私が、小学校高学年の時のお話です。お母さんが風邪で寝込んでしまいました。母親が寝込むことは初めての経験でした。私は、「そうだ!お夕飯を作ろう。」と張り切りました。母親はおいしそうに食べてくれました。家族のみんなもとても喜んでくれました。

 私は、夕飯を作った、母親が喜んでくれたという満足感でいっぱいでした。食べ終わってテレビを見ていると、父親が急に怒鳴ってきました。その理由は料理を作った後、片付けをしていなかったからでした。確かに台所はひどく散らかっていました。ボールやざるは、出しっ放し。野菜のクズや、卵の殻も始末していない。父親から「片付けまでを含めて料理をすると言う事だ」と言われたことを今でもはっきり覚えています。でも、その時は素直に聞き入れられなくて、「いいことをしたのになぜ、怒られたのだ」と悔しくて泣きながら後片付けをしました。

しかし、私も、母親になって、子どもが料理をつくると言って、作るまではいいのだけれど後片付けをしっかりしていないと怒るようになりました。その時の父親の気持ちが良く分かるようになりました。料理でも何でも何かを作る、何かを行うということは必ず後片付けが必要になります。次に気持ち良く使うためには後片付けは必要なことです。ましてやみんなで使うものだったら次に使う人のことを考えるのは当たり前のマナーなのです。

 お家でも後片付けをしっかりしていると、みんなが気持ち良く暮らせます。「爪切りがない」「はさみが見当たらない」ということはありませんか?後片付けをしっかりしていないといざ使う時に困ります。また、散らかしっぱなしにしていると誰かがいやな思いをして片付けてくれているのです。遊んだ後のボールの片付け、一輪車の片付けもしっかりやって、お互いに気持ち良く生活していきましょう。

11月6日(月)「学芸会に向けて」   

 11月に入りました。10月は神無月でしたね。11月は霜月、霜の降りるくらい寒い日もあります。体調に気をつけて過ごしましょう。

 秋本番です。食欲の秋、スポーツの秋、実りの秋、芸術の秋と何をするにも気持ちの良い季節です。

 さて、芸術の秋、今週の金曜日、土曜日には、学芸会があります。皆さんの演技を地域の人やお家の人に見ていただきます。

スローガンは、「心をひとつに」~演じる人も、観る人も、全員で創る学芸会~です。

ぜひ演じている人ばかりではなく、観ている人も、しっかりと観て、終わった後は大きな拍手をしてほしいと思います。

 今月、私は、学校だよりに 室町時代の能を大成させた世阿弥の話を書きました。低学年の人には難しい話ですが、簡単に言うと日本古来の踊りの名人の話です。この世阿弥は、舞を舞う時、観客から、自分どのように観られているかを大切にしたそうです。つまり、自分が踊っているときは、自分の目の前や左右を見ることは出来るけど、自分の後ろ姿や演じている自分は観ることが出来ない、だから、お客様に、自分の舞いがどのように観られるかを常に考えていたそうです。さて、みなさんの演技も、自分の台詞が終わったからおしまいではなくて、観ているお客さんは、舞台に立つみなさん一人一人の後ろ姿まで観ていると思って頑張ってほしいと思います。役になりきって演じてください。

 今日は、この後、歯科の校医の先生からのお話があります。

10月30日(月)「江戸しぐさ」

 今日は、「木枯らし1号が吹く」と二ユースで言っていました。冬が近づいて来ています。また土曜日の有馬ラソン大会では、みなさんが、精一杯走っている姿は素晴らしかったです。みなさんのおうちの方々、地域のみなさんも大変褒めていました。

 さて、今日は、「江戸しぐさ」のお話をします。昔、ここ東京が江戸と呼ばれて頃のしぐさ行動のようなものです。江戸しぐさには、人々が互いに気持ち良く暮らしていくための知恵が込められていました。

 昔、江戸時代と呼ばれていた頃、町人が住んでいる場所は限られていて、多くの人で賑わったそうです。人口密度は今の東京より高く、とても混雑していました。その上、道も狭く、荷物を運んだ車や、物売りが行き来し、いろいろな人が入り交じっていました。

 そんな江戸の町では、相手を思いやる行動が自然に人々の中で作られてきました。それが「江戸しぐさ」と呼ばれています。江戸しぐさには、「かた引き」「傘かしげ」「こぶしうかし」「おつとめしぐさ」がありました。

 「かたひき」というのは、狭い道で人とすれ違うとき。お互いに一方の肩を後ろに引いて、相手にぶつからないようにすることです。

 「傘かしげ」は、傘をさした人同士が、すれ違う時、相手をぬらさないように、互いの傘を傾けます。

 「こぶしうかし」というのは、混んだ渡し船に乗るときも、一人一人が両こぶしを使って腰を浮かせ、後から来た人が乗れるように空間をつくるというものです。

 「おつとめしぐさ」は、人が見ているから良いことをするのではなく、誰が見ていなくとも、誰かのためになることをする心構えのことです。例えば、ごみが落ちていたら拾うことなどです。

 他にも、「差しのべしぐさ」困っている人がいたら、知らない人であっても声を掛け、手を差し延べる。「念入れしぐさ」火の消し忘れや、忘れ物がなどないかしっかり確認する心づもりや、「用心しぐさ」子どもは人混みでは大人のそばを離れないようにするなどがあったそうです。江戸の人達は、思いやりをもって人間関係をつくっていたのですね。

みなさんも互いに気持ち良く暮らしていくために思いやりをもって行動してほしいと思います。

10月16日(月)「読書のすすめ」 

昨日の子フェスでは、ブラスバンド、ダブルタッチののみなさんは素晴らしい演奏・演技を地域のみなさんに見せてくれました。5年生のみなさんもPTAの方達と一緒にスライムづくりのブースで活躍していました。

 さて、秋のつるべ落としといわれるように、日没が早くなりました。

 日没が早い分夜が長くなるので「秋の夜長」と言われています。「灯火親しむ」とは、秋の夜長を生かして読書にいそしむ事を指しています。

 10月は読書月間です。皆さんは、本を読んでいますか?

 最近本を手にしている子を学校内や登下校中に見かけます。

 「たくさん本を読んでいるのだろうなあ。」と嬉しくなります。

 私も皆さんと同じ小学生の頃本を読むことが大好きでした。私の子どもの頃は、ゲームもないし、テレビは家族で1台という頃だったので、自分の部屋にいたら本を読むことしかなかったからかも知れません。とにかく一人の時や寝る前などは必ず本を読んでいました。本を読むと自分が本の主人公になって世界を駆けめぐったり、冒険したり、悪党と戦ったりその上知らなかった事にも出会えます。

 だから中学生、高校生、大学生になってもいつも本がそばにありました。

  さて私が最近読んだ本のなかでへえーっとびっくりしたことがありました。

 「地球が100センチの球だったら」という本です。100センチの球だったら、エベレストの高さは、わずか0.7ミリ、全ての水はビール2本分、海水をのぞいて人が飲める水はスプーン1杯、の水しかないそうです。

 そういえば ニュースで日本の人口は減少していますが、世界の人口は増え続けているといっていました。世界で1分ごとに約140人増えているそうです。先生が今4分間話したらその間に560人増える訳です。ここにいる全校児童分くらいになるわけです。今年、世界の人口は、約72億人、2050年までには93億人、あと33年後ですから6年生のみなさんは45歳、働き盛りの頃です。そして2100年には、112億人になるそうです。33年後は93億人に、23億人増える訳です。限られた地球で人口が増え続けたらどうなるとおもいますか。そうですね。食料難になるかも知れませんね。

 本を読むとニュースを聞いてもこんな事を考えることが出来ます。

 

 1学期末に皆さん全員に「読書をしましたか」というアンケートを採りました。毎日本を読んでいると回答した子は約半数50%の人でした。「全く読んでいない」と回答した子は約5%、30人くらいいます。ぜひ読書量を増やし、本を読む楽しさを感じてほしいと思います。

10月2日(月)「のび太くんとしずかちゃん」

 

10月になりました。秋のつるべ落としと言われているように、最近は日が暮れるのが、早くなっていますね。これからどんどん夕方、暗くなるのが早くなります。帰宅時間を守ってほしいと思います。また、今週の4日(水)は、仲秋の名月、芋名月です。お月見です。昔は、ススキ、お団子、お芋をお供えして、今年の豊作に感謝したのですね。

さて、10月は「神無月」とも言われています。全国各地の神様が出雲に集まって、神様がいなくなるのでそう言われたそうです。1年に1度神様達が集まって、あの国の娘とこの国の青年を結婚させようという話をしていたとも言われています。おもしろいですね。                 
秋本番です。運動に、勉強に、気温がちょうど良いので何をやっても良い季節を迎えました。その一つが読書です。たくさん本を秋の夜長の読んでほしいと思います。

 

今日はドラえもんののび太君としずかちゃんのお話をします。

のび太君としずかちゃんはやがて大人になって結婚します。

のび太君は本当にしずかちゃんと結婚できるか心配で、ドラえもんにお願いしてタイムマシンで未来に見に行きます。そしてこっそり見たのは、結婚式の前の日、しずかちゃんがパパに「結婚してうまくやっていけるか心配だわ。」と話しているところでした。その時、しずかちゃんのパパはこうこう言いました。

「大丈夫だ、あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことが出来る人だ。人間にとって一番大切なことなんだ。彼なら間違いなく君を幸せにしてくれると、パパは信じるよ。」しずかちゃんのパパは、のび太君のことをしずかちゃんにそう話したんですね。

 私もみなさんに、のび太君のように「人の幸せを心から願い、人の不幸を悲しむ」人になってほしいと思っています。友達の失敗を笑ったり、冷やかしたり、友達の成功をうらやんだりしない子になってほしいと思います。自分のしたことが、友達や友達以外にもかかわった人達がどんな気持ちになるか、その想像力を持てる人になってほしいと思います。友達はもちろんのこと、ほかの人たちに対しても、思いやりをもってほしいと思います。

9月19日(火)「姥捨て山」 

さて、昨日の月曜日は、「敬老の日」で祝日、お休みでした。

敬老の日というのはお年寄りを敬い、大切にする日です。

 

さて、今日はむかし話の「姥捨て山」のお話をします。

むかし、あるところに大変親孝行の息子がいました。その国では、人が60歳になると使い物にならないのでその年寄りを山に置いてくるというきまりがありました。その親孝行の息子のお母さんも60歳になったので、泣く泣く、母親を背中に背負い、山に置きに出かけました。

 途中、母親は、息子が山を下るとき道に迷わないようにと、道々に木の枝を落として道しるべを作っておきました。山の奥に着いたとき、そのことを知った息子は、こんな優しい母親を山に置き去りにして、自分一人村へ帰ることはできないと考え、そっと連れて帰り、誰にも見つからないように家の物置に入れ養うことにしたのです。

 ある時、その国の殿様が村の人に、「ものを燃やした灰で縄をなえ」という問題を出しました。村の人たちは一生懸命考えましたが、どうしても灰で縄をなうことはできません。息子はこのことを母親に話すと、「それは簡単なことだ、固くなった縄を板の上に乗せて焼けばよい。」と教えてくれました。その通りやってみると灰でなった縄ができました。それを殿様にみせると、今度は、黒い棒を出して、「どちらが根っこで、どちらが梢か調べて来い。」とまたもや問題を出しました。息子は、母親に相談すると、「わけもないこと」と言って水の中にそっと浮かべ、早く沈んだ方が根っこだと教えてくれました。殿様は、それではとまた難問を出しました。それは「叩かなくても鳴る太鼓を作れ。」というものでした、これも母親に相談すると、また「わけもないこと」と言って、太鼓の中に蜂の巣をそうっと入れて作ればよいと教えてくれました。太鼓を少し動かすと中の蜂が驚いて飛び回り音が出ると言う事です。

 難しい問題を3問も解いてしまった息子は、どうして3問も解くことができたかと殿様から聞かれ、年取った母親から聞いたこと、年寄りは知恵があること、60歳になったら親を捨てるというきまりはやめてほしいことを訴えました。こうして、これ以後、この国では年寄りを山に置き去りにすることはなくしたということです。このお話は、平安時代に書かれた大和物語に載っていますが、日本だけではなく、世界のあちこちで同じような話が残されています。

 みなさんは、地域の高齢の方や、自分のおじいさん、おばあさんにたくさんいろいろなことを教えてもらったり、助けてもらったりしていると思います。昨日、しっかりと日頃のお礼が言えなかった人は、これからでも良いので感謝の気持ちを伝えましょう。

 さて、話は変わりますが、今週の土曜日23日は、「子どもとためす環境まつり」がこの有馬小学校で開催されます。30以上のブースで万華鏡、アクセサリー、ブーケを作ったり、校庭では人力車にのってみたりするなどの体験を通じて、環境について勉強します。10時からやっていますので多くのみなさんに参加してほしいと思います。

 

9月4日(月)「あたりまえのこと」

夏休みが終わりました。今週から本格的に学校生活が始まります。夏休み遅くまで起きていた人、朝遅くまで寝ていた人は、今週は、「早寝、早起き、朝ご飯」を心がけて、早く生活のリズムを整えましょう。

さて、担任の先生は、朝健康観察をして、学級のみんなが元気かどうか、観察していますね。私も実は、みんなを観察しています。

それは、靴箱です。昇降口の靴箱の靴のかかとがきちんとそろえて入っていると、「落ち着いて生活しているな。」とか「しっかり生活しようとしているな。」と思うけれど、反対に乱暴に入っていると「お家でなにかいやなことがあったのかな。」「あわてる事があるのかな。」と思います。靴のかかとをきちんとそろえる事はあたりまえの事ですが、あたりまえの事とはいえ、見て気持ちがいいし、何より、みんながきっと落ち着いて生活しているのだろうと安心します。

かかとをそろえて靴箱に入れる。という事は、考えて見るとあたりまえの事ですね。この「あたりまえ」の事は、生活のなかでたくさんありますね。

例えば今日の朝も皆さんは、あたりまえの事をしてきたはずです。

朝、起きて、「おはようございます。」とお家の人にあいさつして、顔を洗って、歯を磨いて、髪をとかして、朝ご飯を食べて、忘れ物が無いか確かめて、遅刻しないように時間をみて、「行ってきます。」とあいさつして学校にむかう。朝、学校に来るだけでも、皆さんはあたりまえの事を、たくさんあたりまえにしているのです。

朝、起きて、「おはようございます。」とお家の人にあいさつして、顔を洗って、歯を磨いて、髪をとかして、朝ご飯を食べて、忘れ物が無いか確かめて、「行ってきます。」と   あいさつして10時にお家を出る。どうですか。変ですね。何が変ですか。そうですね。10時にお家をでる。という事ですね。このようにあたりまえの事が1つでもあたりまえでなくなったら困ったことになるわけです。

時間を守って生活する。友達のものは盗らない。隠さない。筆箱の鉛筆は削ってくる。消しゴムは持ってくる。忘れ物はしない。間違った事をしたらごめんなさいという。友達に意地悪をしない。みんなあたりまえの事です。休み時間使ったボールはしっかりとしまう。こともあたりまえの事です。あたりまえの事が出来ないときまりが出来たり、注意されたりするわけです。あたりまえの事があたりまえに出来る、今週は、「早寝、早起き、朝ご飯」はもちろんのこと、当たり前のことをしっかりしましょう。

9月1日(金)始業式「うさぎとかめ 2」

2学期が始まりました。

たのしい夏休みでしたか?

私は、皆さんに「始業式には、みんなが元気で会えるようにしましょう。」と言いました。

皆さんの元気な顔が見られてとてもうれしいです。

さて、今日は3つお話をします。しっかり聞いてください。

一つ目です。終業式の時に私は、「うさぎとかめ」のお話をしました。うさぎのように油断しないで、皆さんはかめのように夏休みこつこつ頑張りましたか?

 さて今日は、また別の「うさぎとかめ」のお話をします。

昔、うさぎとかめがいました。ある日どちらともなく、かけっこの競争がしたくなりました。うさぎは、自分は足が速い事は知っていましたが、どれだけ速いか比べたいと思っていました。かめは自分の足が遅いことはわかっていましたが、どれだけ遅いのか比べて見たいと思っていました。

うさぎとかめは競走することにしました。「よーい ドン」二人はスタートしました。

うさぎは、自分の足の速さを生かして脇目もふらずにゴールを目指して走って行きました。ゴールをして、後からくるカメを待ちました。途中でやめてしまったのかと思ほど遅れてかめがゴールしました。うさぎはかめに「大丈夫かい?」と声をかけました。

 かめは息を切らしながら、うさぎに「うさぎさんはやっぱり速いね。スタートからあっという間に見えなくなったもの。僕は途中のお地蔵さんのところでやめようと思ったけど、お地蔵様が『頑張れ、頑張れ』と励ましてくれているように思えたので走り続けられたよ。でもやっぱり、郵便ポストのところや茶屋のところで辛くなって、やめようと思ったけれど、頑張って走ってゴールしたんだよ。本当にうさぎさんは速いんだね」それを聞いたうさぎは、「僕は足には自信があったから、ゴールを目指して一生懸命走ったんだよ。でも、途中にお地蔵様や郵便ポストや茶屋があったなんて全然気がつかなかったよ。かめさんは、いろいろな物を見ながら努力したんだね。これからも教えてね。」

うさぎとかめは認め合うことにより、自分の得意、不得意なことに気づき、自信を持ちながら前より仲良く暮らしました。

 2学期は、是非友達のよさを見つけてお互い認め合って生活してほしいと思います。

2つ目です。

夏休みは、皆さんは、朝のラジオ体操、地域のお祭り、大江戸まつり等、地域の皆さんやPTAの役員のお父さん・お母さんにお世話になりました。夏休みに楽しい思い出や貴重な体験ができたのはこれらの大人の方々のおかげです。感謝をしてほしいと思います。

 最後です。

今日は東京で大震災が起きた日です。ですから今日は「防災の日」です。今から約100年前、大正12年の9月1日、お昼頃に発生しました。昼食時だったため、多くの家庭で火を使って料理をしていたため、あちらこちらで火災が発生し、東京では3日間に渡って燃えつづけました。日比谷、銀座、日本橋、浅草、上野を焼き尽くしました。この時の死者は10万人以上だといわれています。

東京に、また大きな地震が来ると言われています。常日頃の避難訓練はまじめにすることはもちろんですが、お家の人と、もう一度大きな地震が来たら家族でどこに集まるか2カ所、確認しておきましょう。