7月20日「1学期終業式」

 明日からいよいよ夏休みです。

とても暑い日が続いています。夏休みの間、熱中症にならないように、病気やけがなどをすることのないように、交通事故にもあわないように、元気に、たのしい夏休みを過ごしてほしいと思います。

さて、1学期皆さんは、どう過ごしましたか。友達と仲良く過ごせましたか。勉強はしっかりできましたか。 

今日は私が、1学期嬉しかった事を話します。

それは、皆さんの「やさしさ」に数多く触れる事ができたことです。

特に6年生の1年生に対するやさしさを多くの場面で見ました。朝の時間、休み時間多くの6年生が1年生の面倒を見ていました。

1年生は、有馬小学校に入学したばかりですから、不安な事、心配なことがたくさんありました。学校に来る事自体が不安で、だから朝も学校の玄関のところで泣き出してしまう子もいました。そのような時、6年生のお兄さん、お姉さんはいつも優しく「大丈夫だよ!」と1年生に声をかけていました。そして、1年生を教室に連れて行ってくれました。今では泣き出す子が本当に少なくなりました。1年生も安心して学校生活を送っています。6年生の「大丈夫だよ!」の声かけのおかげです。

 6年生だけではありません。私は、みなさん一人一人の今日渡される通知表を読むのですが、たくさんのやさしい子がいることを担任の先生が見付けて書いてありました。

困っている友達や、遅れた友達に「大丈夫?」とよく声をかけている子や、牛乳をこぼしたり、墨をこぼしたりしたとき、さっと、雑巾を持ってきて拭いてくれる子、掃除の時、友達の机を進んで運んでくれる子、一人ぼっちの子がいると遊びに誘っている子、けがをした子の荷物を持ってあげる子などやさしさに出会った担任の先生方はそのことに感動して通知表に書いていました。 

優しい声かけや相手を思いやる行動は、周りのみんなを幸せな気分にします。やさしく出来る子は、周りの友達や先生からも信頼されます。夏休み中もお家の人や友達にやさしいことを一つでもやってほしいと思います。

では、長い夏休みに入ります。たくさんの楽しい思い出をたくさん作ってください。

7月9日「星」

 土曜日は七夕でしたね。1年生の書いた短冊を読むとそれぞれに願いごとが書いてあって、とても楽しく読ませてもらいました。みんなの願い事が叶うといいなあ。と思います。

七夕は年に1度、織り姫と彦星が巡りあう日ですね。今日は星、宇宙の話をします。 

さて、みなさん星空を眺めたことがあると思いますが、星の数はどのくらいあると思いますか?大きい数を言うとき「星の数ほどある」と言いますが、星の数は私たちの太陽系が属する銀河系には、2000億個の星があると言われています。まさに天文学的な数です。

ですが、肉眼で見える星の数なら、だいたい6等星までで8600個位だと言われています。

さて、この無限にある星の中で、地球と同じように宇宙人が住んでいる星はあるのでしょうか?生物が存在する星があるのでしょうか?

みなさんは、「はやぶさ2」「はやぶさ」というロケットの話を知っていますか?

どのようにして星から生命が誕生するか?そんな疑問を解明するために 日本の探査機、無人のロケット「はやぶさ2」が打上げられて4年半になりました。先日、リュウグウという惑星、この惑星は水や有機物質があると言われている惑星ですが、その惑星に無事に到着しました。このリュウグウという惑星に到着することは、「日本からブラジルにいるテントウムシにボールを当てるほど」むずかしいことだそうです。そして、その地面から物資を採取して、2020年あと2年間かけて地球に戻ってくることになっています。無事に宇宙の旅をして戻ってきてほしいですね。

この「はやぶさ2」ですが、「はやぶさ2」という位ですから初代の「はやぶさ」がありました。

この「はやぶさ」は、今から15年まえに打ち上げられました。「小さな惑星に無人の探査機を送り込み、惑星の物質を採取して地球に持ち帰る」というものです。その頃の日本はまだまだロケットの技術が低く、アメリカのNASAからも、惑星に行って帰ってくるという計画は日本では絶対無理と言われていました。しかしながら、この初代のはやぶさは、1円玉2枚半を持ち上げる位の小さな力しかない中、イトカワという惑星に到着し、物質を採取して、7年もかけて地球に戻ってきたのです。採取した物質の中には微粒子が見つかり、ますます、宇宙の星の中には生命があるかもしれないという期待が高まりました。このはやぶさはなんと60億キロの旅をしました。

今回のはやぶさ2も、無事にリュウグウに到達しました。地球に無事に戻ってきたら、宇宙のことがどんどん解明されますね。最後にみなさんが大人になる頃は、宇宙旅行も出来るようになると言われています。楽しみですね。

7月2日「いじめ」

梅雨明け宣言が出されました。6月中の梅雨明けは観測史上初めてのことだそうです。暑い日が続いています。熱中症にかからないように気をつけてください。 

さて、7月に入りました。あと14日学校にくると夏休みです、しっかりと、1学期のまとめをしてほしいと思います。

さて、3年続けてこの時期になるとみなさんに話していることがあります。プールが始まると必ず思い出す出来事なのでお話します。

先生が以前勤めていた学校での出来事です。

その学校にインドから小学校3年生の男の子が転校してきました。

肌の色は褐色で、彫の深い、体は小さくておとなしい男の子でした。

お父さんが先に日本に来てカレー屋さんを開き、繁盛してきたので、日本に家族を呼び寄せたのです。

 日本は初めてなので、もちろん日本語は話せませんでした。家族で唯一話せるのはお父さんだけです。

 しかし男の子は、言葉を覚えるのが早くて、半年もたたないうちに片言ながら、日常の話くらいはできるようになりました。

 お母さんはいつも民族衣装のサリーを来て、学校に来るのですが、その子が通訳するくらいになりました。

 9月に入り、担任からその子がプールに一度も入っていないと報告がありました。水が怖くて入らないのかと思いましたがそうではありませんでした。

 クラスの男の子数名がその子に「お前がプールに入ると水が汚れる。ばい菌がうつるからプールに入るな」と言っていたのです。

 外国人だから、肌の色が違っていたから、あまりしゃべらないからがその理由でした。

 その転校生は、日本にきて、ようやく日本に慣れ、言葉もわかりかけたとき

そのようなことを言われたのです。

 肌の色が違っているから、外国から来たからという理由で、いじめるのは、人種差別です。ましてや自分より弱い立場の子をいじめることは許されないことです。

 有馬小学校には、弱い立場の子をいじめる人はいないことを願っていますが、そのようなことを見かけたときは、まわりの子が守ってください。先生に相談してください。

 さっきも話したように、1学期は、残すところあと14日です。みなさんは学級の目標も立てました。楽しい学級、仲間はずれのないみんな仲良しの学級を多くの学級が学級の目標として決めていました。

一人ぼっちの子が学級にいる、仲間はずれの子がいる気にかかる子がいたら、あと14日で学級の目標を達成してほしいです。 インドから来た子は、社会人になりました。今は、日本とインドをつなぐ仕事に就いています。

6月25日「ごみを拾う」

先週の木曜日21日は、夏至でした。1年で、昼間がもっとも長く、夜がもっとも短い日です。反対の昼間がもっとも短くて、夜が長い日をなんて言ったか覚えていますか。冬至でしたね。冬至にはカボチャを食べる風習がありますが、さてこの夏至も関西では「タコ」を食べる習慣があるそうです。田んぼに植えた稲が、タコの足のようにしっかりと根付くようにとの願いがあるそうです。

さて、サッカーのワールドカップが開催されています。

今日は、日本はセネガルと戦い、2対2の同点、この間のコロンビアとの対戦では、2対1と大勝利を納めましたね。しかし4年前ブラジルで行われたワールドカップでは、日本はなかなか相手国に勝てず、予選敗退しました。しかし、それにもかかわらず、日本人が大きく注目され、世界中の人達からたくさんほめられたことがありました。

 それは、日本人のサポーターつまり応援に行っていた応援団が、試合に負けても自分たちが座った応援席をしっかりごみ拾いする姿がテレビに映り、その様子に世界中の人々が驚いたからです。

 サポーターたちは、大きなごみ袋を持って行き、試合が終わった後、ごみを拾い、自分が使ったところを元のようにきれいにした様子に多くに国の人達が感動し、まねをしたいと言ったのです。外国の人は、身の回りをきれいにするという意識が低いようです。今、世界中の人達が日本に来ています。その多くの人達が、日本の街はきれい、清潔、ごみが落ちていない、トイレがきれいと言っています。日本人は、昔から身の回りをきれいにすることが身についているのですね。

 

 さて、有馬小学校ですが、みなさんも知っているように主事さん方は、毎日掃除をしてくれています。それも朝、夕方と1日2回 掃除機をかけてくれています。おかげで、廊下や階段はいつもきれいです。ごみも落ちていません。みんなが校庭で遊んで付いた砂埃も掃除機でいつも吸い取ってくれているのでほこりもありません。

 教室はというと、担任の先生方が、帰るとき、机を並べたり、ごみが多かったりすると掃いてくれるので、みなさんが登校したときは、気持ち良く教室に入れます。昼休み、まじめに掃除してくれる子も多いので有馬小学校はきれいな環境を保てています。

 しかしながら、残念なことに、きれいになった教室や廊下、トイレを平気で汚す人もいるようです。私が体育館や音楽室等に移動して、空いている教室を覗くと、机の上にはさみや使った教科書、マジックなどが乱雑に散らかっていることがあります。床に切り刻んだ紙や鉛筆、図書室から借りた大切な本まで落ちていることがあります。

 使ったものは、元の場所に片付ける、ごみはごみ箱に捨てる、このような当たり前のことを身に付けてほしいと思います。

6月18日「自分の弱さ」

いつものように土管のある広場で遊んでいたら、のび太の目の前で、はる夫がジャイアンに「ボカ」となぐられ、ノックアウトされてしまいました。ジャイアンは、見ていたのび太にこう問います。

「おれに逆らうからだぞ。さっきから見ていただろう。悪いのは、どっちだと思う」のび太は左の人差し指でジャイアンを指しながら

「そりゃあ、もちろん、だれが見たってジャイアンが・・・」

と言いかけたものの、ものすごい形相でジャイアンににらみつけられ、

「・・・・正しい」と心にもないことを言ってしましました。

家に帰るとのび太は、ドラえもんに正直に告白します。

 「ぼくは、情けない」

 「ジャイアンが恐いばっかりに 心にもないことを・・・」

自分の胸に泣き崩れるのび太君の肩にまん丸い手をおいて、ドラえもんはやさしくなぐさめました。

 「君だけじゃないよ。よくあることさ」

のび太は、勉強机のいすに座り、両手で目を覆いながら、一人寂しく悔し涙を流しています。

 「正義を守るにも力がいるんだなあ。力がほしいなあ。」

 

 さて、みなさんは、この話をきいてどのように思いましたか?

大人の世界でもシルバーシートに座って、大声で話をしている恐そうな人がいても注意は出来ないものです。

 でも、ここで大切なことは、のび太君は自分の弱さを知って、悔しく思ったことです。そして、そのことを、ドラえもんにも話したことです。決してジャイアンがやったことを許さなかったことです。このような気持ちをもつことが大切なのです。そして、自分だけでは解決出来ない事は、是非周りの大人に、担任の先生でも良いし、スクールカウンセラーの先生でも良いし、お家の人でもいいので相談してください。 力になってくれるはずです。

6月4日「悩みがあったら」

 今日の6月4日から10日までは虫歯予防デーです。虫歯にならないようにしっかりと歯磨きをしてほしいと思います。

さて、運動会が終わりました。練習の成果を発揮し、最後まであきらめないで全力で取り組む姿、友達と力を合わせている姿に多くの地域のみなさんからお褒めの言葉を頂きました。また、赤、白で競い合って歌った運動会の歌は、大きな口を開けて力強く歌っていて迫力がありましたと、このこともたくさんほめて頂きました。

そして、この6月は、一人一人がしっかり落ち着いて学習してほしいと思います。4月、5月と学習してきてそろそろ、わからないことが出てきている人、わからないことが出てきてもそのままでいる人もいるかもしれません。もう一度4月、5月の学習を自分はできているかどうか振り返ってください。

 

また、皆さんの中には、4.5月と学校で生活してきて友達のことなどで、困っていることや、悩みが出てきている人もいるかもしれません。今週の木曜日から、個人面談があります。担任の先生がみなさんのお父さんやお母さんに学校での様子や、お父さんお母さんからは、みなさんのお家での様子についてお話しする時間です。

 

この中には、仲間ははずれに遭っているかもしれない、友達ができない、友達から嫌なことを言われる、ものを隠されるなど、嫌な思いをしている人がいるかもしれません。もし、友達にも、先生にも言えず、困っていることや、悩みがあったら、お家の人に相談してみてください。きっとそれを知った先生は、お家の人は一緒になってその悩みを解決するためにはどうしたらいいか考え、協力して解決してくれます。

 

是非悩みや不安を一人で抱え込まず、先生やお家の人に相談してみてください。

5月21日「睡眠」 

今日は、昔の暦で言うと「小満」です。田畑の実がなり始め、花や虫が躍動する時期です。そういえば、蟻やダンゴムシなどが活発に動き回っています。

さて、今週の土曜日はいよいよ運動会です。練習の成果を発揮出来るときです。練習した成果が十分に発揮出来るように、けがや体調を崩すことがないように過ごしてほしいと思います。そのためには、十分に睡眠をとること、十分に食事をとる事が大切です。

ですから、今日は「睡眠」の話をします。

人間は本来、昼型の動物です。人間は、夜になると自然に眠たくなって、朝は明るくなると自然に目が覚めます。それは、人には朝の光をキャッチして体内時計を合わせるそんな働きが備わっているからなのです。

赤ちゃんを思い出してください。初めは寝ていたばかりの赤ちゃんが、段々と昼間は起きて夜ぐっすり寝るようになります。それは体内時計が働き出したからです。そして人間は、夜寝ているときに成長ホルモンがたくさん分泌されます。成長ホルモンは、骨や筋肉を作ったり免疫力を高めたりするのに必要なホルモンです。みなさんは「寝る子は育つ」ということわざを聞いたことがあるでしょう。たっぷり寝るとこの成長ホルモンが十分に出て、身長も伸びるし、筋肉が付き、病気の菌にも打ち勝つことが出来るのです。

そして、それだけではなく、睡眠は、昼間学習したり経験したりしたことの記録の整理と定着に重要な役割を果たしています。だから、5.6年生で今、中学受験のため、一生懸命勉強している人も、夜中まで勉強して、睡眠時間をたっぷりとらないと、せっかく勉強したことが定着しないのです。

では、この体によい、成長ホルモンはたくさん出るためには、どうしたらよいでしょう。朝は早く起きて、朝ご飯をしっかり取って、昼間は元気に活動します。そうすると、自然に夜は眠たくなって、夜早く寝る事が出来、十分にこの成長ホルモンが体から出ることになります。丈夫な体、かしこくなるためには、夜ぐっすり眠る事が大切なのです。夜中まで起きていてゲームをしたり、本を読んでいたりすると、自分の成長によくないことを覚えておいてください。

それでは、あと1週間、たっぷり寝て、たっぷり食べて、自分の力が十分に発揮出来るようにしましょう。

5月14日「ざんねんないきもの事典」

先週は天気が悪く寒い日が続きましたが、今週からまた暑くなると言われています。

運動会の練習も本格的に始まっています。「早寝、早起き、朝ご飯」を心がけ、規則正しい生活をして、元気に運動会の練習に取り組んでください。

 さて、私は、先週天気が悪かったので、本を読みました。小学生12万人が選んだ、子供の本 総選挙で一位になった「ざんねんないきもの事典」です。

 今日は、その本を紹介します。

残念な生き物とは、一生懸命なのにどこか残念な生き物たちのことであると書いています。

きょうは、その中で紹介されている3つの生き物を紹介します。

 はじめに「ダチョウ」です。

ダチョウは世界最大の鳥で頭までの高さが2.4メートル、体は150キロにもなるそうです。だから、ダチョウの卵は、1.5キロもあるそうで驚きです。目玉だけでも直径5センチメートル、重さは60グラムもあります。しかしながら脳みそはたった40グラムしかないそうです。なんと目玉より脳みそが小さいのだそうです。ですから記憶力は悪いのです。

 次に「マンボウ」です。

1年生は、葛西水族館で見たでしょうか?マンボウは99.999%大人になれないのだそうです。マンボウは、3億個の卵を産むけれど泳ぐのが遅く、防衛手段もないので3億個の卵の中で大人になれるのは2匹程度。宝くじ1等を当てるよりも10倍以上難しいそうです。

 最後に「チーター」です。

チーターは、スピードに特化しすぎて、肉食動物なのに、最速100キロm、スポーツカーより早く加速できます。頭は小さく、足はすらっとして細い。しかしながら、その肉体のため、戦いになるととても弱く、せっかく捕まえた獲物もハイエナなどに奪われるのは日常茶飯時だそうです。

 

 面白いですね。この本には、子孫を残すため、生き残るため、進化し、強くなった分、そのために弱くなった部分のちょっと残念なところを紹介しています。

 

さて、小学生が選んだ本

 2位は「あるかしら書店」3位「りんごかもしれない」4位「続ざんねんないきもの事典」5位「おしりたんてい」でした。10位以内には「ぼくらの7日間戦争」も入っていました。

 

 運動会の練習で疲れたとき、雨の日等本をたくさん読んでほしいです。

5月7日(月)「開校記念日」

連休が終わりましたね。今月の26日、あと3週間後には、運動会があります。本格的な練習も始まります。ゴールデンウィークでのんびりしていたという人も生活のリズムを整えて、運動会に向けて頑張りましょう。

さて、5月1日は、どういう日だったか、覚えていますか?

有馬小学校が開校した日、開校記念日です。今から145年前に有馬小学校ができました。

明治6年に誕生しました。東京では、6番目にできた、大変歴史の長い、伝統のある学校です。

そして、有馬小学校は、公立の小学校の中では、個人の名前が付けられている大変珍しい学校です。簡単にいうと、「有馬さん」という苗字の人が学校を建てるためにたくさんのお金を寄付してくださったので「有馬」小学校になったのです。

この「有馬さん」学校の近くに住んでいます。

そう「水天宮」の宮司さんは「有馬」さんです・

 今日は、どのようにして有馬小学校が誕生したかお話します。

水天宮は、安産の神様として広く知られている神社ですが、その水天宮の本宮は北九州の久留米藩にありました。第9代目の有馬頼徳公(ありまよりのり)が、北九州の久留米から江戸に出てきて、有馬家の屋敷に神として祀ったのがそのはじまりでした。江戸時代のことですが、当時、有馬家の神様にお参りすると、安産になるといううわさが江戸の街中に流れ、有馬家の塀越しに賽銭を投げこむ人が後を絶ちませんでした。そこで、有馬頼徳公(ありまよりのり)は、屋敷を開放して神社、水天宮を作ったのです。

明治5年になると、日本で初めての学校制度が出来ました。それまでは、学校というものがなくて、小さな塾で一人か二人の先生が、子どもたちに普段の生活で役に立つ勉強を教えていました。この有馬小学校の近くにも9つ位あったと言われています。当時の人達は、立派な国にするためには、学校を作り、教育をみんなに広めることが大切だと考えました。明治6年、この地域に大きな塾が出来ました。生徒は30人ほどでした。この時、水天宮の第11代有馬様が、この塾の開校を大変喜び、学校を作るお金として、今のお金にすると2千万ぐらいと毎月62万円ずつを寄付してくれました。そこで有馬様がたくさん寄付してくれたので、「有馬小学校」と名付けられたのです。

 それから、145年という年月が立ちました。

 その間には、関東大震災では、校舎が消失、第二次世界大戦では、集団疎開もしました。

多くの困難があって今の有馬小学校があります。有馬小学校には、4代にわたって有馬小学校を卒業した方もいると聞きます。伝統のある学校に通っていることに誇りをもち、みなさんもこの有馬小学校で、たくさん勉強し、友達と仲良く過ごし、有馬小学校をますますよい学校にしてほしいと思います。

さて、今年度は、この間の集会で知ったように、「有馬小学校」が創立してから145年経ちます。是非みなさんも有馬小学校の歴史、秘密をぜひ調べてみてください。

4月23日(月)「地震」

 1年生から6年生が初めて揃った朝会です。今日は、大きな地震が起こったらどうするかについて話します。

日本は、大きな地震が起こりやすい国です。

23年前には、阪神淡路大震災で6500人余りの人が地震によって命を落としました。7年前には、東日本大震災で19000人以上の人が亡くなったり未だに行方不明だったりしています。です。そして2年前の熊本地震でも50人近くの人が亡くなり、未だに仮設住宅に住んでいる人も多くいます。

みなさんの住んでいる東京にも首都直下型地震がいつ起きても不思議ではないと言われています。

 

 さて、今日は、大きな地震が起きた時の約束を改めて話します。

4つあります。よく聞いてください。

 

 1つ目です。

登校途中、下校途中大きな地震に遭ったら、学校か自宅か近い方に避難してください。おうちに誰もいないときは、学校に来てください。その場から動けない時は、安全な場所に避難してください。必ず先生やおうちの人が探しに行くので安心してください。

 

 2つ目です。

大きな地震が起きておうちに帰る事ができなくなる場合があります。おうちの人と待ち合わせをする場所を2カ所決めてください。1カ所が倒壊や火事になって持ち合わせができなくなっても、もう1カ所決めておくと安心です。

 

 3つ目です。

地震はおうちの人といる時や学校で起きるとは限りません。公園で友達と遊んでいる時、おうちの中で一人きりで留守番している時、塾で電車に乗っている時かもしれません。そのような時は落ち着いて、まず自分の頭を守って、地震がおさまったら近くの大人の人に助けを求めましょう。安全な場所に避難してください。自分の住所、お父さん、お母さんどちらかの電話番号をしっかり覚えていることが大切です。

 

 4つ目です。

一人でどうしていいかわからなかった場合は、揺れがおさまったら、まず学校に向かってください。学校には、先生達や地域の人がいます。皆さんを助けてくれます。

 

 いつ地震が起きるかわかりません。日頃から地震が起きたらどうするか、家族で話し合っておきましょう。

 

 

4月16日(月)「メリーさんの子羊」

私は、毎朝 「羊」を見ています。何のことだかわかりますか?

学校の正門にある羊です。

この羊のオブジェには「メリーさんの子羊」という題名がついています。皆さん気がつきましたか?

みなさんは、「メリーさんの羊」の歌を知っていますか?

 この歌詞は、1800年ころ今から200年前アメリカで本当にあったことを歌詞にしたそうです。この歌は8番まであります。歌詞の内容はこのような内容です。

小学生だったメリーちゃんは、雪のように白くてちっちゃい子供の羊を飼っていました。彼女の家で子羊は2匹生まれましたが、母羊は一匹の面倒を見ようとしません。そこでもう一匹の世話はメリーちゃんがすることになりました。メリーちゃんは、この子羊にご飯をたべさせ、毛をとかし、時には赤いリボンをつけてあげることもしました。二人は、とても仲良しで、子羊はメリーちゃんの行く後をどこでもちょこちょこついて歩きました。

ある日、子羊は、メリーちゃんが学校へ行く後をついて行ってしまします。学校のお友達は、突然、かわいい子羊に大はしゃぎ。

一方、先生はカンカンで、子羊を追い出そうと追いかけ回しますが、メリーちゃんの後を離れたくない子羊は教室の近くでウロウロ。授業が終わってメリーちゃんが出てくるのをじっと待ち続けました。

メリーちゃんといたがる子羊を見て、ある生徒が先生に尋ねました。「先生、なんであのちっちゃい羊はメリーちゃんが好きなの?」先生は答えました。「だって、メリーちゃんもあのちっちゃな羊が大好きだからよ。」

というお話です。

学校の玄関の、あのオブジェは羊がじっとメリーちゃんを待っている姿なのですね。

さてみなさんは、大好きな友達がいますか?不思議な位自分が好きだと思うと、相手も好きになってくれます。自然に相手に優しく声を掛けたり、一緒に遊ぶことが出来たりするからでしょう。反対に自分が嫌いだと思うと、それは相手に通じて、言葉がきつくなったり、いやな事を言ったりするのでいつまでも仲よくなれないものです。みなさんには、多くの友達を大好きになってほしいです。

そして、もう一つ、この「メリーさんの羊」の歌、世界で一番最初に録音したのは、なんとエジソン自身が歌った「メリーさんの羊」だそうです。エジソン自身が自分で発明した蓄音機に吹き込んだそうです。

4月9日(月)「ハートのありまん」

1年生95名が入学してきました。今年は、全校児童554人での出発です。1年生から6年生まで全学年3学級になりました。

さて、私は、入学式で1年生に「ありまん」の紹介をしました。この「ありまん」は、みなさんのお兄さん、お姉さんが考えた有馬小学校のキャラクターであること。

「ありまん」は、心がほかほかでみんなをあたたかくしてくれること。みなさんもありまんのように心があたたかい子になってほしいことを話しました。そして「ありまん」には二人の友達がいることを話しました。

 まず一人目が「はなまん」です。

 1年生にも、自分の話したいことを最後までしっかり話すことを話しました。みなさんも、今まで以上に自分の考えを最後までしっかりと、分かりやすく伝えてほしいと思います。

そして、二人目の「きくまん」です。

 1年生にも、友達や先生の話を最後までしっかり聞くことの大切さを話しました。みなさんもこれまで以上に相手の話していることを今年もしっかり聞いて

ほしいです。

そして、この聞くことですが、今年は更に漢字で書くとこの「聴く」を意識してほしいです。

「話を聴く」と言う事は、話が聞こえてくるのではなくて、相手が何を言っているか聴こう、内容を理解しようとする事です。ですから、自然と、態度や表情に表れてきます。

この「聞く」は、門の間から聞こえてくるという漢字ですが、この「聴く」はよく見てください。耳と目と心が隠れています。つまり「聴く」ということは、耳と目と心で聴くことです。

ですから、相手の言っている事は、どういうことなんだろうと理解しようとするので、自然とうなずいたり、「そうだね。」「そういうことなんだ」と言ったりすることが自然と出来るようになるわけです。

「聴く」を使っている言葉に「聴診器」があります。お医者さんが耳で、患者の体の様子を聴く道具です。お医者さんは、聴診器を当てて体のどこかに異常はないか、おかしいところはないか、注意深く聴いて診断する訳です。皆さんも、今年は是非、人の話を「聴く」ことができるようになってください。

そうすると、自分と違っている意見を知ったり、相手の伝えたい事がよくわかったりします。勉強もわかるようになるし、質問や、自分の考えを深める事も出来ます。

 そして、このようなことが出来るとこの「ありまん」にハートが付きます。「ハートの付くありまん」になってほしいです。今年は、是非、「話を聴く」姿勢を身につけましょう。