充実した2学期 感謝~一年の計は元旦にあり

校長 加藤 譲司 

 今学期は、一人ひとりが自己表現した「文化祭」に代表されるように、充実した学期となりました。また、それぞれが活躍した部活動、さらに漢字検定や数学検定、英語検定等の取り組みにも多くの生徒が挑戦し、数々の賞状をいただくことができました。

 このことは、生徒一人ひとりの才能や能力・努力はもちろんですが、指導にあたっている教職員や、様々な場面で協力をいただいている保護者・地域の皆様のおかげと思っています。心より感謝申し上げます。どの賞も努力の証であり一人ひとりの個人にとっては大きな価値を持っています。人は認められ褒められることで自信と誇りを手にすることができるのです。そして、そこまで自分を支えてくれた方々の存在に気づき感謝できるようになれば素晴らしい成長といえます。

 生徒の皆さん、この一年間、多くの方々にお世話になりました。感謝の気持ちを家族や先生・主事さん、そして地域の方々に言葉と態度(はっきり相手に見える形)で伝えましょう。そして、年末や新年の意味をよく考え、この冬休みを有意義に過ごして下さい。家族や親戚とのふれあいや、お手伝い・休養も含めて、いろいろな体験や学習に心がけてみましょう。

 3年生は、個人面談で卒業後の進路を見定め、いよいよ最後の追い込みに取りかかるところです。校長・副校長による面接練習も行っていますが、日頃より、身だしなみ・言葉遣い・礼儀作法(人に接する態度)がきちんとしている生徒は、堂々とした態度で、落ち着いて面接に臨んでいます。普段から、あいさつ・身だしなみ・言葉遣い・時間を守る等の基本的生活習慣を意識して、きちんと身につけておきましょう。

 ところで、年末年始は大切な節目の一つです。私達はこの機会をとらえて謙虚に自分を振り返り、向上したことは喜び、改めることは勇気を持って改め、自己の向上に取り組んできました。しかし自分を振り返る「反省」はだれもが苦手です。楽しくない過去を思い出したくない気持ちはわかりますが、避けて通ることのできない大切な折り目なのです。自分で目標を立て、実践し、その結果について自ら評価するとともに反省をしなければなりません。この反省によって再び同じ失敗を繰り返さず、より良い結果を目指して新しい目標にチャレンジできるのです。「一年の計は元旦にあり」といいます。家族でそれぞれの新たな目標や願いを語り合い、決意したことをそれぞれが書き留めておきたいものです。

連合音楽会(12月2日)

 今年の音楽会もまた「感動」の一言に尽きるものでした。少し早めの給食を済ませて銀座ブロッサムへ向かう生徒の表情には、努力したものでなければ味わえない緊張感があり、この日に向けて練習に練習を重ねてきた強い思いがひしひしと感じられました。

 佃中の発表はトップバッターとして、後に続く発表校の歌声に影響を与え、音楽会全体の雰囲気を決める大切な合唱でしたが、期待に応えてあまりある力強い歌声と美しいハーモニーは会場にいる皆を圧倒しました。少人数ながらも、男子の圧倒的な歌声に負けない女子のソプラノやアルトの歌声には、その日までの練習で研ぎ澄まされたバランスの良さと心地よさを感じました。

 「南風」全体的に緊張で固くなった中での歌い出しにはおやっと思う場面もありましたが、すぐに練習どおりの歌声に戻り、安心して聞くことができました。練習は嘘をつかない、ということです。

 続いて「名づけられた葉」。朗読から始まり、歌詞に込められた言葉の意味や願いをメロディーに乗せた歌声は、迫力があり説得力となり聴くものの心を揺さぶる「魂の叫び」にも聞こえました。その後の他校の合唱や東京オペラ合唱団による特別演奏などの鑑賞態度も素晴らしく、2年生にとって満足感や達成感を味わった一日でした。私はそんな子どもたちの成長がとても嬉しく感じられました。当日会場にお出でくださいました保護者の皆様、ありがとうございました。 

野田清水公園校外学習(12月5日)

 今年の1年生は、震災後の放射能の影響により、柏学園での宿泊学習ができませんでした。その代わりとして、今回の清水公園での飯ごう炊さん・カレーづくりを行いました。各クラス5~6人の班に分かれて、かまどに火をおこすところからのスタートです。慣れない火おこしに煙に巻かれるなど悪戦苦闘しながらも、各班とも無事調理作業を終えることができました。

 その途中では、思わぬところで友達の新たな一面を発見することができたのではないでしょうか。私は、ある女子生徒の火おこしの手際の良さに驚きました。また、要領よく班員に作業指示する班長の姿にも感心いたしました。味はともかく友達とのコミュニケーションが深くなる中で、学年の団結力や個人の責任感が高まる、学ぶところの多かった校外学習となりました。