言葉の力

                                                    副校長  柳 歓 子

 

 平成24年が始まり早くも一ヶ月が過ぎました。1月、2月は一年の始まりであると同時に、学校では「次のステップへのスタート」に関わる様々な進路学習が行われる月でもあります。

 3年生にとってはいよいよ入試が始まります。1月をスタートに、これからしばらく出願、試験、発表と、慌ただしく、しかし緊張感に満ちた日々が続きます。2年生では「卒業生に学ぶ会」を開き、間近に迫った「3年生になる」ことへの準備を行います。そして1年生は職場体験学習を通して働くことの意味について考え、同時に自らの将来像をおぼろげながらも作り始めます。そして教員もまた、生徒の将来にあらためて思いを馳せます。

 さて、私たち教員は皆、生徒に「幸せに生きて欲しい」と願っています。そのためにはどのような力が必要なのかを、多くの教育関係者が分析し、様々な教育課程を組み上げていくのですが、平成24年度から完全実施される新教育課程におけるキーワードは「言語活動」です。つまり人間が幸せに生きていくためには「言葉の力を身に付けることが必要だ」と言っているのです。

 「言葉にする」ことにより思考は深まります。またそれを適切に表現し、他者と協働して目的を達成する体験は、人間に成就感を与え、自尊感情を醸成します。成就感に裏打ちされた揺るぎない自尊感情は、意欲の基盤となります。

 「やった!」という気持ちが、また次の「やる気」を生み出すエネルギーになるのです。

 佃中学校では平成22年度・平成23年度の2年間にわたり「言語活動の充実」をテーマに「中央区教育研究推進校」として研究を重ねてきました。2月17日には研究発表会を開催し、その成果を発表いたします。お忙しい中ではございますが、地域、保護者の皆様も是非ご来校いただき、生徒が生き生きと活動する様子をご覧ください。          

 ○写真:自作SKITの発表(3年英語)

 

研究発表のご案内

 日  時  平成24年2月17日(金)13:40~(受付開始13:10)

研究主題  「より良く生きる生徒の育成」ー言語活動の充実を通してー

公開授業 13:40~14:30(各教室)

             
  学級 形 態 教 科 内  容 授 業 者  
  1A 学級 保健体育 「欲求やストレスへの対応」 古川大輔・中山愛貴  
  1B 少人数 国語 「日常の暮らしの中のオノマトペ」 宮尻 修  
    少人数 国語 「日常の暮らしの中のオノマトペ」 渡邉 美由紀  
  1C 少人数 理科 「白い粉末状の物質の分類」 江頭 美菜子  
    少人数 理科 「白い粉末状の物質の分類」 宍戸 浩子  
  2A 少人数 数学 「平行線と面積の発展学習」 関 英子  
    少人数 音楽 「合唱~パートごとの歌い方の工夫」 和田 恵子  
  2B 学級 社会 「様々な特色を関連づけて見た日本」 植嶋 徳彦  
  2C 少人数 英語 「Lesson 8 Landmines and Children」 宮川 詠子  
    少人数 英語 「Lesson 8 Landmines and Children」 田中 聖子  
             

研究発表会 14:45~16:25(体育館)

  14:45~15:30 あいさつ・研究発表・指導講評

  15:30~16:25 講演 「授業で育てる対話力」

              講師 目白大学人間学部 学部長 多田孝志先生

 

研究発表内容 一部ご紹介

  研究発表会では、佃中学校がこの2年間に取り組んできた様々な実践を発表いたします。

 その1つが、当日ご講演をいただく、多田先生による特別授業です。今年の1月12日に、1年全クラスを対象に実施されました。対話により思考を深め、新しい視点を発見していくスリリングで楽しい授業に、1年生が真剣に取り組んでいました。生徒の感想です。「難しい問題でもアイディアを出し合えば、いろいろな方法で解決できるんだということを学びました。1人一人が違うアイディアを持っていたので、すごいと思いました。」

  〈利害の反する2つの村、双方が納得できる解決策をできるだけ多く考え出す〉