特別支援教室(スマイル)について

 特別支援教室では、以下のような特徴をお持ちのお子様を、支援するための学習を行っています。週に3時間、学級を離れて校内の支援教室で、個別・小集団学習を行います。

◆コミュニケーションをうまく図ることが苦手。
◆相手の立場になって考えることが苦手。
◆注意を集中しつづけることが難しい。
◆授業中に席を離れてしまう、質問が終わらないうちに答えてしまう。
◆読む、書く、聞く、話す、計算する、推論するなどの特定の能力の習得が難しい。
◆自宅で家族と話をするが、学校などの特定の場面では話をすることがほとんどない。

*入級に関して詳しくは中央区教育委員会特別支援教育のページを御覧ください。

*以下は、個別学習・小集団で行う運動と言葉の学習の様子です。

 

特別支援教室(スマイル)の個別学習

    いろんな きもち

  〇〇くんのきもちは?      言い方で言葉は、、、

 じんせい さいこうさくせん

    文字のかきかたは    気持ちをふりかえろう

 特別支援教室(スマイル)での個別学習を紹介します。個別学習は教員と児童一対一で行います。例えば「いろんな きもち」は、いろいろな表情のイラストを見て、どんな気持ちかを推し量ります。「〇〇くんのきもちは?」は、〇〇くんが登場するお話から、ある場面での〇〇くんの気持ちを考えます。「言い方で言葉は、、、」は、同じ言葉でも言い方次第で、相手が受ける印象が違ってくることを考えます。「じんせい さいこうさくせん」は、学級内で円満に生活するコツを考えます。「文字のかきかた」は、ノートをとるときの早さと丁寧さの兼ね合いを考えます。「気持ちをふりかえろう」は、自分の気持ちがコントロール出来なかったときを振り返り、次回は上手にコントロールすることを考えます。以上のように、個別学習は、個々の子どもが抱える苦手な部分を改善し、良さを伸ばすことを狙っています。

 

特別支援教室(スマイル)の運動学習

    運動の教室

   バランスボール      トランポリン

     飛び石渡り

    一本橋渡り        大縄跳び

 特別支援教室(スマイル)での運動学習を紹介します。運動学習はグループで行います。例えば「バランスボール」は、姿勢を保って上下運動します。「トランポリン」は、まっすぐ上に跳ぶことと、指定された場所に跳び降ります。「飛び石」は、バランスを崩さずに跳んでいきます。「一本橋渡り」は、バランスを崩さずに渡りきります。「大縄跳び」は、大縄の回転するタイミングを計り、跳ぶことを狙います。以上のような運動をグループで行い、コミュニケーション能力、感覚統合等の伸長を図ります。

 

特別支援教室(スマイル)の言葉学習

    スマイル教室

  ストーリーキューブス      一枚の写真から

 協力してプログラミング

    もじぴったん    猫とネズミの大レース

 特別支援教室(スマイル)での言葉学習を紹介します。言葉学習はグループで行います。例えば「ストーリーキューブス」は、サイコロの出た面の絵をもとに、お話を作ります。「一枚の写真から」は、写真からわかること、想像できることを挙げてお話を作ります。「協力してプログラミング」は、ロボットのプログラミングを話し合って決定し、ロボットを計画通り動かします。「もじぴったん」は、文字カードを並べて言葉を作っていきます。「猫とネズミの大レース」は、ゲームを通して勝ち負けで生じる感情を自己コントロールする力を養います。これらの活動をとおして、言語理解や、コミュニケーション能力、自己コントロール力を培っていきます。