その⑭ 雨の日にあたり

 

 

 今月は雨続きで、日照時間が少ない記録的な年になりそうです。今日も朝から雨模様です。

 さて、少し前のエピソードですが、雨上がりの水たまりでとある姿がありました。

 Aちゃんは、長靴ではない通常の靴を履いていました。

 そこで水たまりを見つけるとどうなるか…想像がつきますね。

 Aちゃんは、楽しそうにばしゃばしゃと遊び始めました。

 それを見た保護者の方は、「ちょっと!やめてよ!靴が履けなくなってしまうじゃない!」・・・・

 少し時間がたち、同じくBちゃんもばしゃばしゃと。

 保護者の方は「あぁ~。やれるだけやって!」と容認の姿勢でかかわられていました。

 さて、こう記すと、Bちゃんの保護者の方のようにかかわりたいと思いがちです。

 確かに今でなければできない体験でもあります。

 しかし、一方でAちゃんの保護者の方のように感覚をもつことも否定できません。

 保護者としてのかかわり方を考えさせられる場面ですが、大切なのは一方に偏りすぎないというバランスなのだと思います。

 生活の中で一つひとつが判断どころとなりますが、今のお子さんにとって必要なかかわりが何なのかを考えながら判断されると良いように思います。

 確実な正解がないだけに、一方では考えさせられることが多いことと思いますが、それもまた良し、としながらお子さんとの時間を楽しんでいただければ幸いです。

 

その⑬ 「許せない人」が増えている?(その②)

 

 

 それでは、「許す心」となるにはどうしたらよいのでしょうか?

 大きく3つのポイントがあるようです。

①   相手の気持ちを想像する

  例えば、嫌なことを言われた時、「あぁ、私のことがうらやましくてこのように言ったんだな」と解釈してみることです。

②   観察者となる

  自分が鳥になったかの如く、周りを俯瞰(ふかん)してみるという「バードビュー」の視点です。

  ニュースに例えるのならば、自分を事件の当事者ではなく、報道者として置き換えてみることです。

③   あるべき思考から脱却する

  「OOはこうあるべき」「こうあってはならない」といったあるべき思考に陥っていないか見つめ直すこと、そして別の

  解釈をしてみることです。

 

 この3つのポイントを踏まえることで、ずいぶんと違いそうな気がしますね。

 確かに、許せない心のままでは良いことはありません。

 逆に許せることで自分自身の心はポジティブになり、気持ちにゆとりが出てストレスが溜まりにくくなり、心が折れにくくなるのだそうです。

 気持ちにゆとりが出てくると、自ずと我が子へのかかわりも良い意味で変わってきますね。

 いろいろと申し上げましたが、私自身はといいますと、③のあるべき思考が強いように思っています。

 そのことを認識しつつ、バランスのよい心で日々を過ごしていきたいと思った次第です。

 

その⑫ 「許せない人」が増えている?(その①)

 

 

 今、「許せない人」というのが増えてきているのだそうです。

 だれしも許せない!と思うことはあります。例えば、自己中心的嫉妬深い人、すぐにネチネチと嫌みを言う人等々・・・

(私も書くだけで嫌になってきました)

 このような人と関わった際には、多かれ少なかれ「許せない!」という感情にはなるものですね。

 そして、たいていのことは誰かに話す、または発散する等すればある程度すっきりとするものです。

 ところが、最近はそれでは足りずにうさを晴らすかの如く、誹謗中傷をネットに書き込んだり、直接本人に対してキレたりといった人が目立つのだそうです。

 背景には、衝動コントロールが苦手な人が増えているということがあるようです。

 思いのままに表現することが良し、とされつつある時代の空気も相まって、何かのきっかけでお互いの利己的な心がぶつかり合うのかもしれません。

 「許せない!」という思いに駆られがちな人の特徴として、相手の立場に立った発想ができない、ということがあります。

 「あの人はどういう思いだったのだろう?」と思うよりも、「自分が傷ついた!」という思いのみを意識し、腹を立てるというパターンです。

 もちろん、失礼な相手ということはあるのでしょうが、実は憤っている自分自身も、相手を思いやるという心のゆとりを失っているという訳です。(次回へ続く) 

 

その⑪ 「あんパン」の話

 

 

  私の子どもの頃の疑問のひとつとしてあったのが、「あんパンのあんは、一体どこからパンの中に入れたのか」ということでした。

 眺めても探してもパンにはあんを入れたと思われる穴は見つからず、首をかしげるばかりでした。

 ここで思うことは2つです。

 1つには、粘土の経験を豊富にしておけば気づいていたかもしれない、ということです。

 幼稚園では、小麦粉粘土を使ってパンに見立てて遊ぶ姿がよく見られます。また、油粘土や砂場などで直接触れ、見立てたり試行錯誤したりする遊びの経験を幅広くしておくことが必要だったのでは、と今更ながらに思います。

 2つには、子どもの疑問は、大人の発想からは思いもつかないところから生じる、ということです。

 子どもたちと会話をしていると、「なぜ空は青いのか」「線路にはなぜ石が敷き詰められているのか」「郵便ポストはなぜ赤いのか」・・・など、実に子どもらしい素朴な疑問を投げかけられます。

 ご家庭でも同じようなことがあるかと思います。

 その際に、どのように答えるか、ですが、正解を紐解いてくことも大切ですし、敢えて答えないで一緒に考えたり想像を膨らませたりすることも大切です。

 要は、お子さんが何を求めているのか、どのようにかかわることが今の時点で一番ふさわしいのか、を読み取ることです。

 私がなぜ、このパンの話を覚えているかというと、近くにいた大人が、「なるほど!」と共感してくれたからでした。

 経験としては粗末だったかもしれませんが、着眼点を認めてくれたということでしょう。

 ご家庭においては、お子さんと向き合っていろいろとお話をすることがあるかと思いますが、思いをしっかりと受け止めてあげられる時間としていただけたら、と思います。

 

その⑩ 幼稚園へようこそ

 

 

 

 今年度そらのへやに「生き物研究室」を作ってから、これまでになかった子どもたちの姿が次々と見られるようになっています。

 最近顕著なのは、学年を問わず多くの小学生が訪れてくれることです。中休みや昼休みの時間を中心に、時には学級単位で訪問してくれることもあります。中には「常連」となっている友達もおり、生き物談義をするのが密かな私の楽しみにもなっています。

 人気なのは、やはり?ザリガニです。

 毎回ザリガニと対峙し、掴めるか否かの大攻防戦を繰り広げるとともに、「空飛ぶザリガニ」コーナーも人気です。

 もちろん、そこには幼稚園の友達もたくさんいます。

 さすがは小学生!幼稚園児ファーストに関わってくれています。「空飛ぶザリガニ」がより近く見えるように抱っこしてくれたり、自分で掴めるようになったばかり(!)のザリガニを手に持ち、「やってみる?」と優しく促してくれたり・・・。

 実に自然な形での異年齢交流が行われており、双方にとって価値ある「互恵性(ごけいせい)」が得られる機会にもなっています。

 幼稚園はオープンですので、これからも是非積極的に交流の機会を深めてほしいと願っています。

 何よりもこのような経験ができるのは、必要な素材や多種多様な生き物の提供をいただいている皆様のおかげです。

 子どもたちにとって実りの多い環境を共に構成できていることを何よりもうれしく思います。

 これからも、よほどの生物でない限りは子どもたちの教材として生かしていきたいと思っていますので、これまでと同様にお声かけいただければ幸いです。

 面積としては畳数畳分のささやかなスペースではありますが、 ここを拠点に、これからも子どもたちの経験の幅を広げていく 「学びと語らいの場」にしていきたいと思っています。

 

 その⑨ 暑さゆえに

 

 

 

 このところ、涼しい日が続いていたのですが、また急に暑くなってきました。砂場では裸足になって、気持ちよさそうに遊びを楽しむ姿が見られています。

 さて、これからの時期、急な気温の変化から体調を崩すことのないようにしたいものです。

 今後、光化学スモッグ注意報が発令されるなど、夏の生活を意識することが必要になってきます。

 幼稚園において、光化学スモッグ注意報や警報が発令された場合は、子どもたちは室内での生活へと切り替えます。

また、暑い日に外で遊ぶ前後での水分補給もしっかりと行います。

 ご家庭において特にお願いしたいのは、十分な休養、そして朝食と水分補給です。

 幼稚園は集団生活です。朝から皆でいろいろな活動に取り組みます。その際に睡眠が不十分であったり、食事の量、また、水分が不足している状態ですと、当然熱中症を引き起こしやすくなります。

 体がまだ慣れていない時期だからこそ、細やかな配慮が必要になってきます。配慮と工夫を重ねながら、今年の夏を乗り切ってまいりましょう。

                  

その⑧ それはいわば階段を昇るかのような

 

 

 

 新しい週のスタートとなりました。

 さて、昨日、一昨日はご家庭で楽しいひとときを過ごされたことと思います。

一方で、楽しいだけでなく、週末といえば、大人もそうですが、子どもたちもそれ相応の疲労が溜まるものです。そのことを鑑みながらご家庭での生活を組み立てていただければ幸いです。

 しかし、この疲れというもののみを取り上げてしまうと、マイナスイメージばかりになります。

 疲れないようにするための方策や友だちと比較し、優れていない面に目が向くなど・・・。

 例えると、子どもたちの一週間はいわば階段を昇るかのような感じです。

 疲れつつも、着順に一歩一歩成長しているのです。月曜日の段では月曜日の経験を、火曜日の段では火曜日の経験を・・・大人が気づかないうちに、高く高く成長していくのでしょう。

 そこで、階段の踊場に当たるのが、ご家庭で過ごす土曜日と日曜日です。

 踊場のない階段続きの生活は辛いものです。踊場ならではの休息となるひとときや、幼稚園ではできないアクセントのある経験となるよう、そして次なる階段へ意欲的に向かっていくことができる時間としていただければ幸いです。

 今週一週間をバランスよく過ごしながら、次なる踊場まで着実なステップが踏めるよう、引き続きよろしくご協力の程、お願いいたします。

 

その⑦ ナイフで鉛筆削り

 

 

 

 幼稚園の職員室に、随分レトロな形式ではありますが、電動の鉛筆削りがあります。

  実はこれ、私が小学生時代に欲しくて欲しくてたまらず、その都度親に交渉しても許可は下りず、遂に手にすることができなかった鉛筆削りそのものでした。

  周りの友達の家には、大抵当時の最新鋭であった電動式、もしくはハンドル式の鉛筆削りがあり、きれいに削られているその鉛筆の先を見る度にうらやましく思ったものでした。

なぜ買ってもらえなかったかというと、「ナイフで削れば良いから」という理由でした。特に電動鉛筆削りは、無駄に削ってしまう部分が多く、コスパ的にも良くないなどと更なる「ナイフメリット」を論じられるため、私としては反論の余地なしで撃沈です。

鉛筆削り機は夢の品のままでした。

ぶつぶつと不満を口にしつつでしたが、ナイフで鉛筆を削り続けました。それも極めて丁寧にです。

なぜならば、削り口が「いかにもナイフで削った」ように見えないようにしたかったからでした。

友達に馬鹿にされることのないよう、あの、ツルツルの円錐 形にいかに近づけるかが勝負でした。ごく稀にでしたが、私と同じく

「ナイフ友達」を目にした時は心の友のように思ったものでした。

おかげさまで、そこそこでしたが上達したと共に、ナイフの便利さが分かるようにもなって「マイナイフ」一本で工作を楽しむ子どもになっていました。

(それでも、鉛筆削りは欲しかったです)

        

年々便利な世の中になるに伴い、お金を出せば手間隙をかけずに解決できることが増えています。

本当にこのまま便利すぎて良いのだろうかと思うこともあるのではないでしょうか。

商品を目にしながら、敢えて「子どもにとって必要な経験」をセットにして考えることがより必要になっているのかもしれませんね。

 

その⑥ ザリガニ奮闘記

 

 

 ご存知の方も多いかと思いますが、今、そらのへやには10数匹のザリガニがいます。

  暑さを感じさせる季節となり、ザリガニも活動を盛んにする頃、とある休日に息子を連れて地域の公園で釣ってきました。

 たくさんのザリガニがいる環境が幼稚園にあれば、子どもたちにとって幅の広い経験ができることにつながらないかと考えてのことでした。

 さて、材料は簡単です。たこ糸とさきいか等の餌を100円ショップ等で購入します。

 釣竿は現地にある木の枝で調達すれば準備完了。餌を水面に垂らし間もなくすると、辺りを警戒しつつザリガニが寄ってきます。

 しっかりと餌を掴んでいくのを確認しながら駆け引きを繰り返し、上手に引き上げていって網で捕獲!します。

 やり始めると夢中になるもので、ついつい私も「あと一匹だけ!」とムキになってしまい、気がつけば日が暮れていました。

 息子は中学三年生なのですが、私の唐突な誘いに対して苦笑いしながらも付き合ってくれ、

 ムキになる父親を尻目に、およそ半数のザリガニを捕ってくれました。幼稚園、小学校の頃もよく連れて行ったのですが、その頃のことも思い出していたようでした。

 ザリガニたちは、ご協力いただいたおかげでたくさん集まった発泡スチロール製の水槽で元気に生活しています。

 子どもたちが興味をもって自らかかわる姿、初めて手で掴んだ喜びの表情等々、ザリガニたちのおかげで新たな経験ができていることを感じています。

 何かの折には、そらのへやへどうぞお立ち寄りください。

 幼少期の頃を思い出すことができるかも知れません。

 これからも、ザリガニに限らずそらのへやにある飼育環境を楽しく充実させ、子どもたちの興味・関心を少しでも広げられるようにしていきたいと思っています。

 

その⑤ 休日の「里山体験記」より

 

 

 

  しばらく経ちましたが、今年の大型連休では、きっと楽しい経験を重ねられたことと思います。
  その中のとある一日、仕事とプライベート半分ずつに、中学三年生の息子を連れて、町田市郊外にある「里山農園」へ行ってきました。
  きっかけは、今年度の研究会でお世話になっている先生の自然観察会のお誘いを受けたからでした。
  最寄り駅は、「多摩センター」です。電車好きの息子のプランで、

 行きは小田急線で帰りは京王線でのプチ日帰り旅行です。

 車中では、それぞれの鉄道会社の車両や沿線の様々な特長について、相当数のレクチャーを受けました。(中学三年生にもなると親の知らない知識ばかりで、大変勉強になりました)
  多摩センター駅からは、一時間に一本のバスに乗って、いざ現地へ。
   現地ではアマガエルの鳴き声が出迎えてくれました。タケノコがたくさんの大きな竹林、れんげ草がいっぱいの田んぼや池、沼、そこに飛来する白鷺などなど、「里山」の名の通りの実に豊かな自然環境でした。
    そして、シーズン?になると、ザリガニが取り放題状態になるのだそうです。

 是非その時には再度お伺いし、数えきれないほどのザリガニを捕まえて、園内で飼育したいと夢を膨らませています。

   担任の先生からも、子どもと自然との関わりについて、今後よりお伝えしていくことと思います。
   今、幼稚園では子どもたちが豊かな経験をできるよう、自然環境の創意工夫に努めています。

 先日は、屋上ビオトープの生き物(メダカやエビ、ドジョウ)たち を少しばかり拝借し(先生たちと、動きの速い生き物たちとの大格闘の末!)、園内でその生態が観察できるようにいたしました。
   今後も、昆虫を呼び込めるような環境を作ったり、遊びに使える自然物を充実させたりする予定です。
    進捗状況については、降園時の連絡や学級便り、「ちょこっと日記」やホームページにもコーナーを開設するなどして、随時お伝えしていきます。
   子どもたちにとって、感性豊かな幼稚園時代となるよう、願いを込めて進めていきます。                

 

その④ この時期ならではの子どもの姿

 

 

 

 連休はご家族で楽しく過ごすことができましたでしょうか?

 体調を崩す幼児も少ない中、教育活動が展開できていることをうれし思っています。

 さて、大型連休も過ぎたこの時期に傾向として増えるのが、登園時に足が向きにくくなる、または、楽しいことばかりでないことにも気づけるようになる半面、ネガティブな思いになってしまう、という姿です。

 これらの姿は、親としては気になる姿かと思います。

元気いっぱいにしている友達の姿を見ると、その思いがさらに強くなることもあるかも知れませんね。

 しかし、子どもの成長は、皆同じ段階を踏みながら同じように伸びるわけではありません。

一人一人それぞれ違いがあって然るべきですし、それは自然な姿でもあるのです。

 仮に、性格的に慎重な面が強ければ、自ずと不安な思いも抱きやすくなります。しかし、一方では観察力があったり、見通しを立てられたりできるといった良い面でもあるのです。

 その時々の状況次第で、個性が良し悪しに映ってしまうことはあるものです。

 大切なのは長い目でお子さんを見ながら、「これも自然な姿かも」と捉えていくことです。

 うれしいこと、不安に感じることなどは、一番身近な担任にお知らせください。

情報交換・共有をしながら、温かくお子さんの成長を育んでいけるようにかかわってまいりましょう。

 今週もどうぞよろしくお願いいたします。

 

その③ フルーツパフェのほろ苦い思い出

 

   

 

  今月になり、新しい時代が到来しました。

   10連休中は、家族で充実した経験をすることができたことと思います。  

   さて、今回は日常生活から切っても切り離せない「食」についての話題です。

   現在大学生の長女は、幼少期は食が細く、親としては心配の種でもありました。幼稚園に入る頃は、ちょうど4歳下の長男が産まれるタイミングだったこともあったため、当時は特に娘と二人で休みの度に色々なところに出掛けたものでした。

   とある休日のことです。いつものように二人で出掛けていた際に、私はあることを思いつき、娘に提案しました。

   「美味しいパフェ屋さんがあるから、そこで何でも好きなものを食べて良いよ!」と。

   そのお店は、これでもか!と言わんばかりな大きさのパフェがあり、また、乙女心をくすぐるかのように、星座毎にテーマを決めた美しいパフェもありで、ちょうど星座に興味をもっていた娘にとってうってつけのように思われました。

   そして、私の真意は、「まずは美味しいものをお腹いっぱいに食べて、食べることそのものの楽しさを味わってほしい」ということに他なりません。

   案の定(?)、日頃甘いお菓子はさほど与えられていなかった娘は大喜びです。「本当に良いの!?」「私の星座は…」と言いながらお気に入りのパフェを選び、「大きいねぇー!」と目を丸くさせながらあっという間に完食!です。

   私も私で、「すごい!こんなに大きかったのに、全部食べられたねぇ!」と、満面の笑みです。そして、パフェのせいで晩御飯が食べられなくなるのは本末転倒なので、晩御飯も頑張って食べてみることや、妻に知れたら私にとって良くない展開になりそうな予感もしたため、このことは二人だけの秘密にしよう、と姑息 な約束までしてと、ここまでは私のシナリオ通りでした。

   ところが、幸せモード満開で帰宅した直後です。日頃食べ慣れていないものを食べたからなのでしょうか、事もあろうに娘のお腹が下ってしまったのです。 

   そこからは芋づる式にすべてが明るみになってしまいました。

   妻からすると、人の気も知らずお父さんはロクなことをしない、という典型的な展開で、実にほろ苦いパフェの思い出となりました。

 

その② 夢中になれる経験

 

 

 

 新学期となり、天気の良い日が続いています。自ずと意識は外に向きます。

 園庭では、子どもたちが昆虫を探していました。その昆虫はというと、「ダンゴムシ」であったり、「アリ」であったりします。特にこの時期は、ダンゴムシが大人気です。比較的容易に捕まえられることや、形を変えるその姿が魅力であると思われます。ダンゴムシとよく似た「ワラジムシ」を持ってきてくれた友だちもいたため、その違いを観察したり、「お家」を作ったりする姿も見られて

います。

 まるで、かくれんぼで人を探すかの如く、葉っぱをめくったり、プランターや植木鉢付近を探したりしています。子どもたちのその姿は、真剣そのものです。

 虫めがねで細やかに特徴を捉えようとしたり、図鑑を持ってきて飼育に必要な環境を整えようとしたり、そして、時にはうまくいかずに死に出会ったり・・・。

 これらのように、夢中になって動く中には、たくさんの学びを得る機会があります。次なる動き、必要となる要素等々、自ら考え動く経験ができるのです。

 このような経験ができる機会、それも発達に応じた内容が経験できるようにしていくことが大切です。

 少し話が逸れますが、私も子どもの頃には、使えるようになったはさみやナイフで時を忘れて工作をし、気付いてみたら手が切れ、血が流れていた(!!)といったこともありました。

 夢中になって取り組む経験、今の時期だからこそ大切にしていきたいですね。

 

 

その①「手をつなぐ」ということ

 

 

 

 今年度の幼稚園生活が始まり、週が明けました。

   まだまだすぐには新しい環境に慣れることはできませんが、ゆっくりゆったりと歩んでほしいと願っています。
   さて、先週の保護者会でもお伝えいたしました、「手をつなぐ」ということについてです。
   私の娘と息子は、ともに幼稚園に通いました。
   平日の他に、土曜日も平均月二回はある幼稚園でしたので、仕事が休みの時には送り迎えをすることができ、それが私のささやかな楽しみにもなっていました。
  自転車通園も認められていましたので、そうする時もありましたが、何だかしっくりいきません。
   それは、自転車の後ろに乗せて、背中越しの会話をしながら、「運ぶ」ことの要素が強くなるからだったのでしょう。
   自ずと徒歩で送り迎えをするようになりました。
   道すがら、あれやこれやと会話をしつつ、いろいろなことを感じながら成長しているのだな、ということを感じるひとときにもなっていました。
  どうしても、安全面を強調してしまうのですが、親子で手をつなぐのは、この時期ならではの愛着形成のひとつです。
  「安全」に、そして「安心」「愛情」なのですね。
   もちろん、大きくなった二人の子どもは、いくら私が懇願しても手をつないではくれません・・・。(笑)(涙)
   一方では、幼児期での親子のかかわりの深さは、その後の親子関係において大きな意味をもつように感じています。
   今しかできないこの貴重な時間を大切に、幼稚園時代を紡いでほしいと願っています。