本園は中央区の中心に位置する「都心の中の幼稚園」です。その中にも創意工された自然環境が数多くあり、自然の息づかいが聞こえてきます。本施設ならではの自然環境を季節毎にご紹介します。

 

 保育室前スペース

 

 「夏」編でもご紹介したチョウが多く見られました。

 秋になると多くの花類にやってくる「イチモンジセセリ」というチョウです。

 一見、ガに見えますが、ガではありません。

 かなりのスピードで飛ぶため、別名「ロケットチョウ」と呼ばれています。

 

  雑草園などに自生していた草花を用いて、子どもたちが思い思いにジュースを作ったりアレンジメントを作ったりしているところです。

 日頃から自然物に豊かに関わることができるからこそ、イメージに合わせて活用することができるのですね。

 

 

  年中児・年長児の秋の遠足地である、中央区立柏学園(千葉県柏市)で頂戴した、たくさんの芋づるです。綱引きをしてみたり、縄跳びをしてみたりと、思い思いに楽しんでいました、年長児は芋づるを縢って、「芋づるリース」を製作しました。

 

柏学園現地での芋掘りの様子です。小学3年生と交流しながら楽しんだ一日でした。

 

 

 

 

  雑草園のみんなもすっかりと秋の装いです。

 

 

 

 

 夏に子どもたちが使っていたプールが、「落ち葉のプール」に早変わりです。季節感たっぷりに楽しめるほどに、たくさんの落ち葉が集まりました。

 

 

 

 

  どんぐりを使って斜面を転がして遊ぶ、「コリントゲーム」です。

 ビー玉などとはまた違い、自然物ならではの不規則に転がる様子に楽しさも倍増です。

 

 

 

 プランターで育てた植物を整理していたところ、たくさんのバッタを発見しました!

 子どもたちも、大興奮です!

 

 

 

 

屋上ビオトープスペース

  2m以上はあるススキが2カ所あり、毎年このような姿を見せてくれます。

 高さとしてはMAXの状態です。

 このススキを目にするだけで、季節感を感じることができますね。

 

 

 

 水辺付近を中心に、「エンマコオロギ」がいました。

 かなりの大型です。

 学級に持ち帰り、飼育してみました。とても心地よい鳴き声で、皆を和ませてくれました。

 なぜ、屋上にコオロギがいるのか、不思議に思われるかと思いますが、ビオトープを設置した際に運んだ元々の土に卵などが付着していたことがきっかけとなっているようです。

 

 水の中では、多くのメダカたちが元気に泳いでいます。

 全て、純国産のメダカです。

 

 

 

 

  「ミツハギ」に「アキアカネ」が止まっています。季節を感じさせてくれますね。

そして、子どもが素手で捕まえました。お見事!

 

 

 

 

 

  子どもたちが見えなくなるくらいに伸びているこの草は、「カルカヤ」というイネ科の植物です。時折、花粉症を引き起こすこともあるそうです。

 

 

 

 

  きれいな「スベリヒユ」がたくさん咲いていました。

  保育室前の至る所にも咲いています。

 

 

 

 

  「シマスズメノヒエ」です。ご覧の通りのイネ科の植物で、牧草などにも利用されるそうです。

 

 

 

 

 

 こちらは、「ハルノノゲシ」です。道端や畑などに多く自生しますので、ご覧になったかたも多いかと思います。ビオトープ横に設置されていた、土だけだったプランターからこのように大きく育っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ナナホシテントウ」を発見しました!

 

校庭周囲スペース

 校庭を囲うフェンスには、ブドウが育っています。このようにきれいでおいしそうなブドウがとれました。「どのくらいの重さなのかな・・・?」

 早速重さを量ってみました。

 

 

 

 

 

 

  「ソメイヨシノ」の落ち葉ですが、なぜか謎の模様がついています。

 原因は、何と「酸性雨」の跡です。

 大気汚染の影響が、このようなところにも表れているのですね。

 

 

 

  いろいろな場所で集めてきた、秋の植物や実を一覧にしたコーナーです。

 ドングリにもいろいろな種類があることを知ったり、色や形、大きさに応じて遊びに取り入れようとしたりする姿が見られました。

 

 

 

 

 7月に苗木を植樹した桑が大きく生長しています。

 施設内にある他の桑は、落葉していますが、この桑のみ、まだたくさんの葉をつけています。

 理由は、「陽当たり」です。

 とても陽当たりが良い場所であるため、この木のみまだ落葉していない、という訳です。

 

  まだ青々とした葉っぱです。

 この独特の形が桑の葉の特徴です。

 

 

 

 

  プランター内に自生していた、「トキワハゼ」です。

 街でよく見かける雑草のひとつで、葉はほぼ一年中あります。

 

 

 

 

 実に多く自生していた、「ハキダメギク」です。

 北アメリカ原産の一年草で、大正時代に世田谷区の掃き溜めで発見されたことが名前の由来になっているそうです。

 

 

 

 雑草園に自生していた、「イヌホオズキ」です。

 茎が真っ直ぐに伸び、黒い実がなります。一見ホオズキやナスに似ているものの、人間からするとそれ以上に役に立つことがなかったことから、この名前が名付けられたのだそうです。

 

 

 

 栽培しているマーガレットです。

 今は花をつけていませんが、何年も越冬できるため次の開花が楽しみですね。

 

 

 

 

 「ドウダンツツジ」が真っ赤に紅葉し、とてもきれいですね。

  漢字をあてると「ドウダン」は、枝分かれしている様子が昔夜間の明かりに用いた灯台(結び灯台)に似ているため、その「トウダイ」から転じたものとされています。

 

 このようなロウソク状のものが残ることが特徴です。

 

 

 

 

 

  銀杏がきれいに黄葉していました。

 花をつけない限り雄雌の識別が難しいとされています。

 現時点でも定かではありません。