このページでは、全校朝会での講話を掲載していきます。

4月22日(月)一番最初にもらった贈り物

 学校が始まって3週間目です。1年生も少しずつ学校生活に慣れてきましたか?ほかの学年の皆さんも新しいクラスは楽しくなってきましたか?
前もお話ししたとおり、いろいろなお友達と、いいところを見つけ合って、楽しく学校生活を送ってくださいね。

 さて、今日はプレゼントについての話をします。先生はこれまで生きてきて、たくさんの贈り物をもらいました。
けれど生まれてから一番大切にしている贈り物があります。それは何だと思いますか?

      それは、お名前です。

 先生の名前は、お兄ちゃんがつけてくれました。お兄ちゃんが「ぼくのなまえに似たよしひとって名前がいいな」と先生のお父さんお母さんに言ったそうです。
そしてお父さんとお母さんはその名前に漢字をつけてくれました。家族からもらった大切な贈り物で、それは大人になっても大切に、大事にしている宝物です。

 みなさんのお名前も、家族の、そしてみなさんの周りの人のたくさんの思いが込められて贈られている贈り物です。

      大事にしていますか?

 自分の名前を言ったり、テストに名前を書いたり、これからたくさんの場面で自分のお名前と向き合うことになります。
テストやプリントに名前を書くとき、適当に書いていませんか?自分の名前をちゃんと書くということは自分を大事にすると言うことにもつながります。
ぜひ自分を大事にしてくださいね。一生大事にしていく贈り物のお話でした。

4月15日(月)支え合い

 先ほど対面式が終わり、いよいよ1年生も今日から休み時間に校庭で遊ぶようになり、2年生以上の皆さんと関わる機会が増えていきます。

そのような時、どのように関わっていけばいいでしょうか。

今日は、そのことについて話したいと思います。

【実演 毛筆習字用パネルに「人」】

このように、「人」という字は、人と人が支え合ってできています。

人と人が支え合って生きていくことで、この世は成り立っています。

 

それは、この学校でもそうです。

皆さんも、家族や学校の先生、主事さん、学童擁護さん、給食さんなど多くの人たちに支えられているのです。

そこで、ぜひ、まだこの学校に慣れていない1年生を、皆さんが支えてあげてください。

そして、1年生に接する際、「思いやり」の気持ちをもって、接してあげてください。

「思いやりのある言葉は、たとえ簡単な言葉であっても、ずっとずっと心にこだまする。」

この言葉は、フランスの小説家サガンの言葉です。

1年生や困っている児童を見かけたら、優しく声を掛け、思いやりの気持ちをもって接してください。

 

4月8日(月)始業式 出会いを大切に

 みなさん、進級おめでとうございます。今日から令和6年度がスタートしました。
 今日のみなさんの表情は、明るく、よしがんばるぞ!という気持ちが伝わってきます。

 どの学年もクラス替えをしました。
クラス替えをすることで、これまでの仲良しの友達に加え、気の合う友達が増えたり、今まで気付かなかった新たな素敵な部分が見えてきたりすると思います。
何かの縁があって同じクラスとなった仲間、そして担任の先生です。偶然の出会いを大切に、先生や友達と協力したり、助け合ったりする力をさらに伸ばしてほしいです。
そして、自分のいいところ、友達の素敵なところをたくさん見つけてほしいです。

いい出会いで、新しいスタートを切りましょう。

 

3月25日(月)修了式

 22日金曜日、6年生80名が月島第一小学校を巣立っていきました。とっても立派な卒業生の姿でした。

 今日で3学期が終了します。学校の一年間が終了するのです。クラスの代表の人たちに修了証を渡しました。この一年間しっかり学びました、と認めたものです。みなさん一人一人の1年間の努力の「証」です。一人一人大変よく頑張りました。皆さん一人一人の「あゆみ」を読ませてもらいました。がんばってきた様子、できるようになったこと、など、成長の様子がたくさん書かれていました。皆さんの成長はもちろんのこと、一人一人のよさやがんばりを、先生方が、褒め、たたえていました。校長先生は、とっても嬉しい気持ちになりました。

 「あゆみ」とは別に、2つのこと、皆さんに振り返ってほしいなと思っています。

1つは、「学校は楽しかったか」ということです。
学校は、友達や先生とかかわり、学習・生活をするところです。つまり、一人で活動する場ではないので、周りと折り合いをつけて時には、我慢もしながら、多くのかかわりの中で、喜びやうれしさを感じ成長する場です。いろいろなことがあった中で、「まあまあ楽しかったな」と思えたら、嬉しいです。

 2つめは、「自分に自信がもてたか」ということです。
人と比べることはしません。自分の好きなところやいいところが見つけられたでしょうか。自分のよさに気づけたら、自信にも繋がります。偉ぶるとか威張ることとは違います。「自分に自信がもてる」ようになると、きっと前向きにがんばることができると思います。自信をもって進級してほしいです。

次、皆さんが登校するのは、始業式4月8日、月曜日です。新学年の準備をしっかりして、また元気に登校してきてください。

 

3月18日(月)『感謝の気持ち』

 皆さんは今日までいろいろな方にお世話になってきました。保護者、家族、先生、友達、感謝してほしい人はたくさんいますが、
今日は、間もなく卒業する「6年生」に対して感謝の気持ちをもってほしいと思います。

 6年生は、これまで、この月島第一小学校のために本当にたくさんのことをしてくれていました。4月当初は、1年生のお世話をしてくれました。不安いっぱいで入学してきた1年生に優しく声を掛け、朝の準備の手伝いをしてくれたり、休み時間には一緒に遊んでくれたりしました。このことで、どれだけ1年生の心が軽くなったことでしょう。

 1年間を通し、クラブ活動や委員会活動、そして縦割り班活動では、リーダーとして在校生を導いてくれました。運動発表会や音楽発表会などの大きな行事の際には、全学年のために係の仕事をしてくれたり、会場の準備をしてくれたりしました。困っている下級生を見かけては、「どうしたの?」と声を掛け、保健室に連れて来てくれる姿を何度も見かけました。「縁の下の力持ち」という言葉がありますが、まさに、6年生は皆さんが知らないところでこの学校を支えてくれていたのです。

 そんな6年生が、この学校で皆さんと会えるのも、今日を入れてあと3日です。この3日間、6年生に対して「感謝の気持ち」をもって生活してほしいです。そして、心から6年生の卒業を祝福しましょう。

 最後に、副校長先生からも、「感謝の気持ち」を伝えさせてください。

 6年生の皆さん、皆さんのお陰でこの月島第一小学校がとてもいい方向に進み、全児童だけでなく先生方もとても助けられました。本当にありがとうございました。中学校でも、自分の目標をもって、その実現に向けて頑張ってください。

3月11日(月)『感謝を忘れない』

 今年は7月26日~8月11日まで世界規模のイベントがあります。何か分かりますか?『パリオリンピック』です。
8月28日~9月8日はパリパラリンピックが開かれます。東京で行われたオリンピックからもう3年がたつのかと思うと早いものですね。
当時は無観客で行っていたので、間近で見ることはできませんでしたが、選手のみなさんが活躍した姿は今も鮮明に覚えています。

 さて今日は2011年(平成23年)3月11日、東日本大震災が起きた日です。

 今から13年前の東日本大震災では、大地震の後に起こった大津波のために、関東から東北にかけて太平洋側でたくさんの家が流され、1万5000人以上の人が亡くなりました。原子力発電所も被害を受けて、今もその後処理が続いています。この大震災で家を失った方々は、住み慣れた土地を離れて、別の場所で暮らさなければならなくなりました。そして今もなお、復旧に向けて力を尽くしている方々が多くいらっしゃいます。

 地震や台風などの自然災害は、いつやってくるか分からないので、止めることができません。
避難訓練の際にも学習している「お・か・し・も」の約束を守って、「命を守る」行動がとれるようにしましょう。
そして、今自分が勉強したり友達と遊んだり、当たり前のように生活できていることに、感謝することを忘れないで過ごしてくださいね。

3月4日(月)『春の準備』

 この頃、晴れて暖かい日が続いたかなと思うと、冷たい風が吹いて季節が冬に戻ったかなと思う寒い日があります。
それも長くは続かず、また、暖かい日が続いてしばらくするとやっぱり寒い日が来る・・・というように、暖かい日と寒い日が繰り返されることが多いです。2週間前の朝会でも話しましたが、昔からこのような気候を「三寒四温」といいます。「3日間寒い日が続き、その後は4日暖かい日となる」という意味です。この三寒四温を何度か繰り返して、本格的な春がやってきます。

 さて、3月に入りました。3月は、一年間のまとめの月ですが、それと同時にみなさんには、次の新しい学年への心構えをしっかりともってほしいと思います。6年生は、小学校を卒業して、中学校へ進学するので、中学生になる準備をする3月にしてほしいです。そして、1年生から5年生は、一つ学年が進級します。新しい学年に向けて、今の学年のまとめをしっかりするということです。

・学習した漢字や計算、きちんとできるかな。

・分からないことがそのままになっていないかな。

・自分の考えをみんなの前でしっかり話すことができるかな。

・チャレンジしたり、最後まで取り組んだりしているかな。

・友達と仲良く助け合うことができるかな。

・当番や係活動など、自分の役割をしっかり果たしているかな。

・笑顔や元気いっぱいで学校生活を送っているかな。

・相手の気持ちを考えて、行動しているかな。

など、「まとめ」といっても、いろいろありますね。

 一人一人、考えてみてください。今、全部できていなくても大丈夫です。
今の自分をしっかり見つめ、まだ足りていないなと思うことがあったら、それをがんばってみてください。
それが新しい学年への準備になります。

 

2月26日(月)『ネコ』

 2月22日はある動物の日でした。何だと思いますか?正解は、ニャーニャーニャーで、「ネコの日」です。

 みなさんはネコ派ですか。イヌ派ですか。
 日本でのネコとイヌの歴史を考えてみましょう。ネコとイヌ、どちらが人間と共に長く暮らしていると思いますか。
ネコは、今から1200年~1300年前の奈良時代に「経典」という書物をねずみから守るために人間のそばにいました。
一方のイヌは、約7000年も前、縄文時代から、人間と暮らし一緒に狩りをしていたようです。

 そんなイヌやネコですが、捨てられるなどして1年に約1万4000匹が処分されてしまっていることを皆さんは知っていますか。
今日の話の中で一番伝えたいことは『生き物の命を大切に』ということです。もし今飼っている、またはこれから飼うという人は、
ペットというより、家族の一員と思って大切にしてあげてください。

(お話の後、職員室前に副校長先生の可愛いネコちゃんの写真が掲示され、とても癒やされました)

 

2月19日(月)『キツツキ』

 先週は、持久走記録会が行われました。1年生は校庭を、3年生以上は、隅田川テラスのコースを走りました。いつもとは違う場所だったこともあり、3年生以上の皆さんには、「折角だから、楽しんで走ってね。」と声をかけました。1年生は、校庭でしたが、5分間走に挑戦していました。2年生は今週走ると聞いております。これまでの練習の成果を発揮し、「同じペースで走ること」や、「最後まで走る切ること」などを自分で目標をもってがんばりました。素晴らしかったです。

 さて、先週からとても温かく、もう春はもう来ているのだなと感じます。先日校長先生は山登りをしたのですが、歩いているとかなり汗ばむ陽気になっていました。そんな中で発見したのです。歩き疲れて少し休憩していると、なにやらカンカンカンと音がするのです。その音の方に向かって歩いてみると、なんとキツツキがいたのです。みなさんはキツツキを写真とかではなく実際に見たことがありますか?そして木をつついているところを見たことはありますか?校長先生は初めてキツツキが木をつついているところを見ました。本当に頭を動かしてものすごいスピードでつついているのです。私はものすごく感動しました。

 大人になっても、おじさんになっても、たくさん感動することはあります。みなさんも初めて見たことや聞いたこと、「あーすごい!!」「すてきだな!」という気持ちを大事にしてください。その気持ちが人間を成長させてくれるのです。ぜひすごいなあと思ったことや感動したことがあったら周りの人に教えてくださいね。もちろん校長先生もみなさんのそんな話をたくさん聞きたいです!ぜひ教えてくださいね。