目標

児童が将来にわたって、自然の事物・現象や日常の事象に興味・関心、問題意識をもって向き合い、科学的・数理的な視点や手法を用いて問題を解決したり、自らの生活や社会を豊かにしていこうとしたりする、科学的・数学的な資質・能力を育てる。

目指す児童像

自然の事物・現象や日常の事象を科学的・数理的にとらえて追究し、習得したことを生活に生かしていく子ども。

取組の2つの柱

問題解決型学習の充実

科学的・数学的な資質・能力の基本となるのが、自ら問題を見いだし、解決して、獲得したものを日常生活や新たな学習へ適用し活用していく力である。
この問題解決の力を育成していくために、理科、生活科、算数科、総合的な学習の時間のほか、後述のJタイムの時間において、問題解決型の学習活動の充実を図る。

体験的活動の充実

主体的な問題解決を支えるもとになるものは、科学的・数学的な事象への興味・関心と自ら体験することである。
直接事象に触れ、自らの体験をもって実感を伴った理解ができるようにするために、理科、生活科、算数科、総合的な学習の時間、Jタイムの時間において、各教科等の学習内容と関連を図りながら、発展的内容も含めた体験的活動の充実を図る。

特設の理数の時間Jタイム(JOTOタイム)

問題解決型の学習、体験的活動の充実を図るために、理科、生活科、算数科等との関連を図りながら、教科の学習内容にとらわれない科学的・数学的な学習活動を行う時間として、理数の時間「Jタイム(JOTOタイム)」を各学年年間35時間特設する。

Jタイムの主な学習内容
○自由研究、ミニ研究、卒業研究
 興味・関心を生かし、高める。
 主体的に問題解決をしていく力を育てる。

○実験教室、理数校外学習
 興味・関心を高め、視野や知識を広める。
 観察・実験を行うための知識や技能を育てる。
 問題解決の力を育てる。

○栽培活動
 自然を愛する心情を育てる。
 体験を通した知識・理解を深める。

○各教科の補充・発展学習
 興味・関心を高める。
 学んだことを生活や新たな学習に生かす。