校長あいさつ
「桜梅桃李」
泰明小学校は、日本が近代国家として立ち上がろうとした機運が高まりつつあった明治11年に、地域の人々の熱い願いや人づくりの情熱により銀座の地に開校された、歴史ある学校です。今年度、開校146周年を迎えます。
その歴史をひもとくと、これまでの146年間には、天災や苦難に見舞われ、幾度となく学校が大きな出来事に直面していますが、向上心に燃える子供たちや復興に向けた熱い思いを届けてくださる保護者や地域の方々、同窓会の皆様の力によって乗り越えてきたことが分かります。
今でもその思いは変わらず、「泰明小学校で学ぶ子供たちのために」を合言葉に、本校の様々な教育活動を支えてくださっています。また、「銀座の街の小学校」として大切にされ、地域の特性を生かした特色ある教育活動を行うことができています。
私の好きな言葉の一つに『桜梅桃李』があります。春の時季に桜、梅、桃、李(すもも)が、それぞれの特徴を携え、素敵な花を咲かせます。これを泰明小学校の子供たちに重ねて、「一人一人が個性をもった大切な存在であるから、自分のよさや輝きを見つけ、磨き続けてほしい。」という願いをもっています。そして、泰明小学校は、子供たちが、互いに違いを認め尊重し合って成長していくことができる「学びの場」「育ちの場」でありたいと思っています。
これまでの泰明小学校を支えてくださった方々への感謝の気持ちを忘れずに、歴史と伝統をつなぎ、これからの社会を力強く生き抜く子供たちを教職員一同で育てて参ります。ご協力をよろしくお願いいたします。
泰明小学校 校長
荒川 比呂美
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