有馬小学校 校内研究

 

令和元年・2年度 中央区教育委員会研究奨励校

研究主題

「『主体的・対話的で深い学び』の実現に向けた授業改善」

~学び合いのある授業づくりを通して~

 

1月20日(月)1年1組 国語科「ものの名まえ」

  今年度、6回目の研究授業は、1年生でした。お店屋さんごっこをするために、自分達でどんなお店にするか、そのお店で売られているものには、どのような種類のものが売られているかをグループで考え合いました。意味による語句のまとまりや上位語・下位語といったことについても学習をしていきました。子どもたちなりに、アイデアを出し合いながら、たくさんの品物を書き出していました。

 研究協議会では、1年生の時期に行う語彙に触れることの大切さや、これまで取り組んできた有馬の校内研究についてお話をいたえだきました。

    

12月12日(木)2年3組 生活科「はっけん くふう おもちゃ作り

 今回と次回は、低学年の研究授業になります。2年生の生活科での研究授業でした。自分達が作ってきた、おもちゃをさらに、「進化=パワーアップ」させるために、どうすればよいか。実際に友達同士で遊んでみて、「よりよくなる」ことをアドバイスしあいました。教室いっぱいに広がる子どもたちのアイデア溢れる、おもちゃを「もっとこうしてみたらどうかな」、「そっか!こうしてみよう」と交流をしながら、パワーアップさせていました。友達のアドバイスを聞きながら、よりよくしていこうとする姿がたくさん見られました。

     

 今年度の研究授業も、残り1年生となりました。また、この冬休みを活用しながら、授業改善をしていくために、どのような手立てや工夫が考えられるかを教員同士でも検討をし、よりよい校内研究につなげていけたらと思います。 

11月29日(金)5年1組 社会「世界とつながる日本の工業」

  4回目の校内研究授業。今回は、5年生の社会科です。前回の4年生で行った社会科の研究授業での実践や協議会での指導を生かしながら授業改善を行いました。資料の読み取りに重点を置き、数ある資料から、自動車の海外生産について考え、グループで日本と海外の工場のそれぞれのメリットについて話し合いました。

 研究協議会では、資料の扱い方や話し合いの仕方、深い学びへの揺さぶりについて協議が行われました。講師の先生からは、社会科で行う産業学習(農業・水産業・工業)の在り方や、「主体的な学び」「対話的な学び」「深い学び」を行うための視点や、教師が教材に対して思いをもって教材研究をし、授業に生かしていくことを指導いただきました。

 これで、3~6年生までの研究授業が終了しました。1・2年生の授業実践があります。次回は、12月2年生です。

     

10月24日(木)3年2組 国語「三年とうげ」

  今回は、3年生の研究授業でした。「三年とうげ」を読み進めてきた3年生が、物語の中で、みんなに紹介したい部分やおもしろいと思った部分を交流する活動を行いました。叙述について紹介をしたり、挿絵の人物の表情を紹介したりと様々でした。グループを変えて交流をしたことで、たくさんの、紹介したいところを聞くことができました。

 放課後の協議会では、対話的な学びのためには、言葉や語彙を生かして指導することが必要であったり、主体的に取り組むために、教師が手立てを設けて学習過程を立てたりしていくことが大切だと指導をいただきました。次回は、11月に5年生です。

       

9月19日(木)4年2組 社会「ごみのしまつと再利用」

 今年度2回目の研究授業でした。3年間の特別活動の研究を生かしていく有馬小の校内研究。各教科の研究授業は今回が初めてになります。4年生の授業は社会科「ごみのしまつと再利用」の学習です。前日に校外学習で見学をした清掃工場の「施設や設備の工夫」「働く人々の工夫やねがい」について学んできたことをそれぞれが付箋に記入し、グループごとに話し合い、清掃工場の「ここがすごい!」を見つけるという学習でした。今回の授業では、児童が意見や考えをもって学習に取り組むことができるようにする手立てを授業改善のポイントにし、学び合いのある授業づくりについて研究協議をしました。

 授業後の協議会では、講師から「社会科の視点からみた授業改善」や「学習感想の書かせ方」、「教師の発問や声かけ」について指導をしただきました。明日からの授業、どの教科でも生かせるようなものもありました。次回は、10月3年生です。

     

8月29日(木)・30日(金) 教職員での研修会

 夏季休業日を活用して、教職員で校内研究に関する研究会を行いました。来年度から完全実施となる学習指導要領について、各教科の改訂に関するポイントやそれぞれの見方・考え方についての研修を行いました。そして、夏休み中に各自で作成した2学期以降の学習指導案を持ち寄り、研究主題にもなっている「主体的・対話的で深い学び」を実現するための授業改善についてお互いに話し合いました。学年の垣根を越えて、学び合いのある授業にする手立てやよりよい授業改善のポイントについて分科会でアイデアを出し合い、全体でも共有をしました。

    

     

6月20日(木)6年2組 学級活動(1)

 今年度の1回目の校内研究授業を行いました。今年度から2年間、有馬小学校は中央区教育委員会研究奨励校として研究を進めていきます。

 研究主題を「『主体的・対話的で深い学び』の実現に向けた授業改善」~学び合いのある授業づくりを通して~と設定し、各学年で研究を深めていきます。その一端を紹介していきます。

 

 1回目は、6年生の学級会を行いました。これまで3年間、有馬小学校で研究をしてきた特別活動の研究を生かして学級会の研究授業でした。学級会の議題は「笑いとばせ!6-2出し物大会をしよう」でした。「みる人もやる人も全員で楽しめる会をすることで、一人一人のよさを再発見したいから」という提案理由で話合いを進めていきました。

 より楽しいものにするためにはどうしたらよいのか。お互いに意見を出し合ったり、意見をなかなか言うことができない友達をフォローしたりと6年生としての優しい場面を見ることができました。