2月上旬からたんぽぽ組のみんなで、秘密の準備を進めてきた「年長組へのありがとうの会」、当日を迎えました。
 1月、2月に来年度に向けて、年長児から誕生会の司会の仕方を教えてもらっていました。しかし、たんぽぽ組は、今回のありがとうの会では初めて自分たちで司会をし、会を進行することになっていました。年長児が入場してくると、仲良しペアの年長児を探して手を振ったり、たくさんの拍手をして迎えたりしました。そして、自分の司会の番号が呼ばれたら、大きな声で返事をすること、友達と一緒にお辞儀や言葉を揃えて言うことなど、年長児に教えてもらったことを思い出しながら、学級の友達と司会を頑張りました。
 会の中では、「おめでとうを100回」のダンスを皆で踊りました。年長さんへの修了おめでとうの気持ちを込めて「おめでとう〜を 年長さん!!」と歌詞を変えて踊りました。動いて声を出して、身体も心も温かくなりました。
 年中組は、仲良しペアの年長児のためのプレゼントとして、紙粘土を使って「鉛筆立て」を作っていました。会の中で紹介し、その後、各保育室へプレゼントを届けに行くと、わくわく期待しながら待っている年長児の姿がありました。気持ちを込めて作ったプレゼントを喜んでもらったことで、たんぽぽ組の子供たちからも笑顔がたくさん見られました。
 サプライズで年長組からお礼のプレゼント(ごっこ遊びで使うプラスチック段ボールの衝立)があることも知り、「また、ありがとうが増えたね!!」と大喜びのたんぽぽ組でした。
 1学期からたくさん遊んでくれた年長組。そして、誕生会の司会を教えてくれた年長組へ、たんぽぽ組の子供たちが思っていた「ありがとう」の気持ちを伝えることができました。学級のみんなで力を合わせて一つのことに向かって取り組む経験をしました。年長さんが喜んでくれたことで、喜んでもらえたうれしさと、自分たちで力を出して頑張った達成感を感じる機会となりました。年中組での生活も残り1ヶ月、一日一日を大切に過ごし、進級への期待を高めていきたいと思います。