八咫(やた)の鏡と桜の花を形取ったもの。

 三種の神器のひとつ。三種の神器とは、天皇という皇位の標識として代々受け継いできた3種類の宝物で、八咫の鏡のほかに八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)と天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ・草薙剣)がある。

 八咫の鏡は、天照大神(あまてらすおおみかみ)という神様が岩戸に隠れたときに、伊斯許理度売命 (いしこりどめのみこと)が造ったといわれている。

 校章に八咫の鏡が使われているのは、自分の心を八咫の鏡に映しても恥ずかしくない人であるようにという意味が込められている。また、校章の八咫の鏡の中にある桜の花には、桜の花のように美しくなるようにという願いが込められている。このような校章は学校の玄関に掲げられているほか、もちろん校旗に、そのほかにも、校帽や標準服のボタンなどにもついている。

 100周年を記念して幼稚園の園章とともに、パソコンに取り込んでデータ化したものが右の校章である。それまでは左の図であった。これ以降、学校だよりなどに入る校章も新しいものになった。