★2学期が始まりました★

1年で一番長い2学期が始まりました。始業式では、園長先生から42日間の夏休みの話やその間に身体も大きくなって驚いたことなどお話がありました。また、一学期終わりの頃に、ジェットコースターを作っていたことから、「みんなで遊園地に行こう!」といううれしい提案もありました。大きな行事もある2学期ですが、一つ一つを子どもたちが主体的に進めていけるように工夫して取り組んでいきます。2学期もどうぞ、よろしくお願いいたします。

    

 

○プール納め○

今年は暑い日が続いていたので、6月14日のプール開きからプール遊びを楽しみ、様々な体験をすることが出来ました。幼稚園では、水に触れることを楽しむことから、自分で考えたことに挑戦したり、水の中での動きを工夫してみたりすることを大切にしています。顔を水につけることに抵抗があったお子さんも、友達の楽しんでいる様子や挑戦している姿を見て、自分もやってみようとし、周りの友達に応援されて出来た喜びを感じる一幕もありました。

      

プール納めでは、身体全体で水と触れ合うことを思い切り楽しんでプール納めをしました。また、一人一人、プールで頑張ったことや挑戦したこと、工夫していることなどを発表する機会も設けました。たくさんの拍手をもらい、笑顔になり一人一人の自信になったようです。プールの最後には、ヨーヨー釣りのお楽しみを園長先生からサプライズで発表!大歓声が上がっていました。プールの終わりの節目を通して、一人一人にスポットライトが当たり、自信となることは、少人数園のよさだと改めて感じました。これからも様々な場面で主体的に取り組んだことを認められることで自信となるようにしていきたいと思います。

      

 

☆童歌遊びの会☆ ~幼稚園公開編~

9/9(土)に幼稚園公開があり、泰明幼稚園の特色である『童歌遊びの会』の様子を見ていただきながら、一緒に体験できる機会を設けました。夏休み明け初めての会だったので、1学期に楽しんできた童歌遊びをした後で、お月見の餅つきの童歌遊びを教えていただきました。また、今年60歳になる「ぐりとぐら」の読み聞かせを聞きました。「幼稚園は70歳だから、ちょっと似てる」とつぶやいていた子どもたちでした。参観してくださった皆さんも一緒に楽しんでくださり、ありがとうございました。

    

 

次の栽培物のために・・・

春に植えてお世話をし、夏に収穫して会食した栽培物を自分たちで片付けて、これから植えたい栽培物のために土作りをしました。春にも同じように経験したこともあり、手際よく自分たちでどんどん作業を進めていく姿がありました。次は何を植えて育てようか・・・土作りをしながら夢がふくらんでいた子どもたちです。

      

 

◆敬老の日に向けて◆

9月第3週の月曜日に敬老の日があることを知らせ、おじいちゃん・おばあちゃんに対する思いを伝え合ったり、絵や言葉にして表現したりする機会を設けました。今回はコンテという新たな絵画材料を使って、ステンシルという技法で思いを絵に表現しました。「私のおじいちゃんはね・・・」「ぼくはおばあちゃんとね・・・」と作りながら、自分の祖父母のことを話している様子が見られていました。心を込めて作った絵は葉書に貼り、それぞれ担任がメッセージを聞き取り記載しました。降園時におうちの方と一緒に幼稚園のフランス門前にあるポストに投函しました。子どもたちの心のこもった葉書が届くのをお楽しみに♡

    

 

セーフティ教室

学期に一度、様々な安全やマナーについて考える機会である「セーフティ教室」を行っています。2学期は遠足や散歩に出掛ける機会が多いため、公共の場でのマナーについて考える機会と1学期に築地警察の方に教えていただいた交通安全について思い出す機会としました。マナーとは「周りの人のことを考えて行動すること・他の人の気持ちに気付けること」という話から、「言われて行動するのではなく、自分で考えて行動することの大切さ」を年長組として頑張ってほしいことを伝えました。交通安全については、冊子を活用して、守っている姿とそうでない姿を自分で考えて見極められるように話をしました。1学期のことをよく覚えていて、交通安全についてよく分かっていると感じうれしく思いました。明日は電車を使っての遠足に出掛けます。その時その場で自分がどのように行動するとよいのか、今回教えてもらったことが身に付くように見守っていきたいと思います。

    

 

◆電車遠足◆ ~東京ドームシティアトラクションズ~

セーフティ教室での話を思い出しながら、安全とマナーに気を付けて地下鉄に乗って遠足に出掛けました。今回は東京ドームシティのアトラクションを目的に出掛けます。電車には銀座から6駅乗って『後楽園』で降りることを伝えてあったので、「あと○駅だね」と指折り楽しみにしながら乗り、電車が地上に登ったところでアトラクションが見られ、「わ~ここで遊ぶんだね」と期待をもちながら、後楽園の駅にたどりつきました。

後楽園の駅から歩道橋を渡り、東京ドームを横目に見ながら歩くとすぐにアトラクションがあるところに着きます。幼稚園であらかじめどんなアトラクションをしたいか、考えてきたのですが・・・「わ~こんなに高いんだ・・・」「なんだか目が回りそう・・・」と実際にアトラクションを見たら少し緊張と不安が出てきた様子もありました。まずは肩慣らし!と全員が体験したいと言っていた水鉄砲で的を当てるアトラクションに挑戦すると・・・「わ~楽しい!」「もっとやりたい!」「次はあれやろうよ!」と笑顔いっぱいの表情に変わりました。どのアトラクションも見渡せるほどの広さであり、人も少なかったのでほぼ貸切の状態で思い切り楽しむことが出来ました。弁当の時にはちょうど目の前の噴水ショーが始まったり、調整工事しているはずのアトラクションがやっていて乗れたり・・・いいことづくしの遠足となりました。園に戻って帰りの準備中には「明日は遊園地つくろうよ!」「ボタン押すやつやりたいよね」とすぐ楽しかったことを再現しようと楽しみにする姿もありました。明日からの教育活動につなげ、より充実したものとなるようにしていきます。

      

      

      

  

 

お月見の会に向けて

9月上旬から、「お月様がきれいだよね」「29日は中秋の名月といって、1年で一番お月様がきれいに見えるんだって」などと話題にすることで、月に興味をもてるようにしてきました。登園してくると「昨日のお月様は細かった」「バナナみたいだったよ」などと子どもたちの話の中に月が登場するようになってきたある日。ゆり組に「お買い物をお願いしたいんだけど」とススキ・リンドウ・マテの花を買ってきてほしいことを伝えました。あえて、何に使うのかは秘密にしたところ、「ススキってお月見の時に飾ったよね」「楽しいことするんじゃない」とワクワクしながら買い物に出掛けました。近所のお花屋さんに到着すると、たくさんのお花があって「わ~素敵」「これ何という花ですか?」と興味が次々とわいて、あちこちで質問が飛んでいました。「何をしに来たんだっけ?」と担任の声に、お願いされたことを思い出し、「ススキください」「リンドウください」とお花を注文し、一人一本ずつ持ち帰りました。園に戻り、お願いされた教員に「買ってきたよ~」とうれしそうに手渡しました。頼りにされてお願いされたことをやり通したうれしさや満足感を得られた体験になったようです。

      

翌日、飾っておくと「わ~きれいだね」「私たちが買ってきたんだよね」とうれしそうな子どもたち。毎夜大きくなってきた月の興味とも伴って、「お月見会やりたい!」「ウサギになって踊ろうかな」「僕はお月様になりたい」「みんなでダンスするといいんじゃない?」「団子も食べたい!」と子どもたちから提案がありました。早速園長先生に「お月見会をやりたいです」「お団子も食べたいです」とお願いしました。「29日が中秋の名月で一番お月様がきれいな日だから、その日にやろうか?お団子もみんなで食べよう!」と園長先生からお話があり、大喜びの子どもたちでした。

      

29日当日、自分のなりたいもの(ウサギやお月様)に変身してのお月見会を開催しました。園長先生からお月見の由来をお話していただき、お月見クイズをして昔のお月見について知る機会にもしました。そして、子どもたちが提案したダンスを踊り、泰明音頭も踊りました。弁当の時間には、職員が作ったお月見団子を食べました「すごく楽しい!」「お月見いいね」と自分たちの提案したことが実現する喜びを感じているようでした。年間予定で行事としてお月見の会は設定されていますが、大人が「お月見の会あるんだって」「やるよ」と言って進めるのではなく、子どもたちから「こんなことしたい」「みんなでやろうよ」という気持ちを引き出して、子どもたち主体で計画して進めていると感じられるように活動を進めています。お家の方に、「先にお子さんに伝えないでくださいね」というお願いはここからきています。自分たちが提案したことが自分たちの力で進んでいく楽しさ・うれしさ・達成感・満足感をこれからも大切に進めていきます。引き続き、ご協力をお願いいたします。