節分の会

『節分』というのは季節を分けると書き、本当は4回あること、一番病気がはやる時期で年の初めはいいことが起きてほしいという願いもあり、冬と春の『節分』が今でも残っていること、悪いモノを鬼に見立てて、鬼が嫌いな豆を投げたり、ヒイラギや鰯の頭を飾ったりすること を園長先生から教えていただきました。話を聞いて、納得した上で、自分にとって良くないモノを考えて、「怒りんぼ鬼を追い出して、やさしくなる」「いつも起きられないからねぼすけ鬼だな」等自分の中にいる悪いモノ「鬼」を考えてから豆まきに臨みました。豆まき後、お腹の中の鬼も追い出そうと豆を食べました。降園前には、玄関にヒイラギや鰯の頭が付いたものを飾り、鬼が入ってこないようにしました。降園時におうちの方に「これはね、何で付いているのかと言うとね・・・」と子どもたちが伝えている姿をうれしく思いました。

      

 

☆子ども会(劇遊び)に向けての取り組み

幼稚園での遊びで毎日楽しんでいる表現活動やごっこ遊び。12月頃から、「学級みんなでごっこ遊びをやってみよう」と提案し、『3匹のこぶた』や『ももたろう』など、子どもたちがお話の流れを知っていて、なりきって動くことが楽しめそうなもので劇遊びをしてきました。好きな遊びの時間にも「鬼退治に出掛けるために料理を作ろう」「ネズミのお餅つきをやりたい」等、お話の世界でなりきって遊ぶことを楽しむ姿が見られるようになりました。

      

1月になると、昨年の経験もあり「お話をするなら、誰かに見てもらいたい」「子ども会ってやったよね」という話が子どもたちから出てきたので、「子ども会をやりたいのだけれど・・・」と園長先生に相談し、2/7に開催することになりました。劇遊びを見てもらう日が決まると、何をするか、どのお話の劇をするか等、決めることがたくさん出てきます。そのたびに、”ゆり組会議”を開き、みんなでどうしたらいいか考えながら進めてきました。意見が違うと「どうしてそう思ったの?」と理由を聞いてみたり「僕はおじいさん役でおにぎりを転がしたいから、やってもいい?」と自分の意見を相手に分かるように伝えたりする場面が見られました。「『おむすびころりん』のお話にしよう」と決まり、やりたい役になりきって言葉を言ったり、動きをしてみたりする中で、役を決め、台詞を考え、どこで何をするか考え・・・と子どもたちと一緒に劇遊びの内容を決めていきます。台本は一切ありません。困ったときには絵本の部屋にあった絵本を頼りに考えたり、衣装や道具を作ったりしました。

    

道具や衣装ができてくると、役になりきって動く様子にも変化が見られ、よりおじいさんらしく台詞を言ったり、ネズミのように動いてみたりして、それぞれ自分なりに工夫するようになり、どんどん楽しくなっていきます。「今日も劇やろうよ」と誘い合う様子も見られていました。スムーズに話が流れるようになってきたときに、ビデオ撮影をしてみんなで見てみることにしました。「ここ声が小さくて聞こえなかったね」「お尻がお客さんに見えてるよ」など、自分たちが楽しむだけでなく、お客さんに見せることにも意識が向くようになり、演出が変わっていきました。

    

2/1には1年生に、2/5には未就園児に、2/7にはおうちの方や地域の方に見てもらう予定です。お楽しみに♡

 

☆子ども会(ゆりぐみ劇団の会)☆

初めてのお客さんは1年生。たくさんアドバイスや頑張っているところを教えてくれました。その言葉を胸に、もう一度どうするといいか友達と考え直し、立ち位置や声の大きさ・速さ、動きなどをみんなで再確認しました。2回目のお客さんは未就園児の会に遊びに来てくれた小さい友達。一緒に付いて動いたり台詞を言っている時に小さい友達が話し始めたり・・・様々なハプニングにも動じずに、自分たちの役を演じきり、自信となったようでした。

      

最後はおうちの方や地域の方に披露しました。「ドキドキする~」「はぁ~~~」などという声も聞かれていましたが、3回目ということもあり、自信をもって自分たちが考えた歌や劇を披露する姿がありました。子どもたちの頑張りに、たくさんの拍手とすてきな感想ををいただきました。ありがとうございました

    

翌日からは、「今日もおむすびころりん、やろうよ!」「違う役もやってみたい」「暗いところ、歩いてみたいんだよね」など声があがり、早速役を役を変わり合って劇遊びを繰り返し楽しみました。「○○ちゃんの役、しゃべることが多くて難しかった」「木を切るの、楽しいね」と友達の役をやってみたからこそ、友達の頑張りに気付いたり、その役の楽しさを感じたりしている様子があり、さらに子どもたち同士のつながりが深くなったように感じました。どの子もどの役もできる!自分たちで考えたお話の流れや台詞が出てくる劇遊びだからです。それが幼稚園教育での劇遊びの意義そのものですね。幼稚園に来る回数も残すところ、25日をきりました。残りの時間を充実したものとなるように、この経験を生かしながら生活を進めていきます。

    

 

セーフティ教室

もうすぐ一年生になるゆり組。最終のセーフティ教室では、交通安全について、再度確認し、実際の道路や信号を一人であるく”実地訓練”を行いました。築地警察署の方より、①横断歩道の渡り方の確認 ②とまれの標識や道路にとまれと書かれている場所では一回止まって安全確認すること ③道路では遊ばないこと の3つがありました。一人で歩く前ということもあり、とても真剣な表情で聞いていました。

    

お話を聞いた後、準備していよいよ実地訓練です。まずは全員でどこの場所を通るのか、どこに気を付けると良いのかなど確認しながら歩きました。幼稚園に一度戻ってきて、呼吸を落ち着けてから、一人ずつ出発します。担任の先生に見送られ、真剣な表情で歩き、しっかり安全確認して横断歩道を渡り、信号を確認している様子がありました。幼稚園に戻ると「はぁ~~」「ドキドキした」ととても緊張したようでした。おうちの方と一緒に歩くときにも、少し子どもたちに任せて歩いてみるのもいいかもしれませんね。これを機会に登園・降園時にやってみてください。

      

 

銀座街探検 → ひな人形を飾ろう

昨日のセーフティ教室で学んだことを胸に、銀座の街に探検に出掛けました。ゆり組にとっては幼稚園最後の街探検です。街を歩くとあちこちにお雛飾りがあり、季節を感じさせてくれました。『安藤七宝店』さんや『鳩居堂』さんでは、お店の中に入れていただき、店内の雛飾りを見せてもらいました。「きれいな着物着ているね」「私が作るときにはこの色がいいな」「これかわいい」などたくさん刺激をもらってきました。また、『教文館ナルニア国』では、たくさんの原画が飾ってある場所でお話会をしていただきました。たくさんの貴重な経験をし、幼稚園に戻ってきました。早速「幼稚園のおひな様も飾ろう!」と自分たちで写真を見ながら飾りました。「この人はどこに座っている?」「何か持ってるよ」など一つ一つじっくり見たり考えたりしながら7段飾りのひな人形を並べ終えました。「自分のも作りたいな」の声に「いいね~」と賛成の声が上がっていました。街探検で経験したことを生かして、ひな人形作りに取り組めるようにしていきます。

      

      

 

○日比谷公園散歩○

今年度最後の日比谷公園散歩。出掛ける前に、子どもたちと一緒にどこに行きたいか、どんな思い出があったかなどを聞き、散歩コースを決めました。そして、当日は、いつも先頭を担任が歩いて先導していましたが、交代で子どもたちに先導してもらうことにしました。噴水について記念写真を撮った後は、いよいよ子どもたち2人ずつでの先導開始です。①花壇があり、芝刈り機のミーモくんがいる場所②みんな大好き三笠山③遊具がある草地広場④池にある鶴の噴水の4カ所を回ります。地図を片手に「こっちかな?」「あっちかな?」と2人で相談しながら歩きます。見えてくると「あっ!こっちで合ってたね」とうれしそうにしていました。一人一人の日比谷公園で楽しかった思い出を感じながら、巡ることができました。「1年生になっても遊びに来るね」と最後のお別れをした子どもたちです。

      

      

最後に、日比谷公園の中にある日比谷花壇に寄って、ひな祭りの会に必要な桃の花を買うことに。「桃の花をください!」とお願いしました。幼稚園に戻ってすぐに、おひな様のそばに飾りました。