★泰明ランド(遊園地ごっこ)★

先月電車遠足で楽しかったことから、遠足翌日から、アトラクションの乗り物を早速再現して遊ぶ様子が見られました。保育室で一緒にやろうと誘い合って、だんだん乗り物が出来てきて・・・「お部屋じゃ狭いよ」「明日も続きしたいのに片付けはしたくないな」という声が上がり、子どもたちと相談することにしました。「どこの場所なら、狭くなくて、作ったものを置いておけるかな?」と担任の問いに「講堂広いよね」「でも小学生も使うよ」「体育館は?」「そこも・・・」「うめ組とゆり組と全部使う?」「お弁当食べられない」「遊戯室はどう?」「遊戯室いいね」「広いし、小学生使わないね」とどんどん話合いが進み、遊戯室に作ったものをお引っ越しすることにしました。そして、遊戯室全体が遊園地のようになったため、『たいめいランド』と名付け、スタッフとなり遊園地を作っていくことにしました。

      

何を作りたいかという目的で集まった幼児で作り進めます。作業の途中では様々な葛藤や思い通りにいかない経験も多々あります。「こっちにも線路つくろうよ」「まだこっち作ってないから」(作りたいから作り始める)「まだって言ったのに・・・」や「あ、こうしたらいいよ」と一緒に作っている友達に何も言わないで行動してしまうなどなど・・・「どうすると一緒に作っている友達が分かるか」「一人で進めることと友達と進めることは違うこと」など子どもたちの様子に合せて一緒に考えたり、言葉を掛けて気付かせたりして進めてきました。形になってくると「乗ってみたい」と友達の乗り物やお店にお邪魔して、代わる代わるお客さんになってみました。乗り終わった後に「ここから落ちちゃうから、壁があるといいんじゃない?」「並ぶところが分かりやすかったよ」「座って食べるところがほしいな」と友達の作ったところに対して、感じたことを伝えてよりよくなるようにとアドバイスし合いました。毎日少しずつパワーアップして、未就園児さん・京橋朝海幼稚園のかもめ組さんをお客さんとして迎えることにしました。

      

お客さんにはどうするといいのか、それぞれのお店で考えます。「シール貼る役やるよ」「私が押すね」「外と中どっちで食べるか選べるようにしたよ」など、役割やお店の案内の方法を考えて・・・未就園児さんを迎えました。緊張していましたが、優しく声を掛けたり、小さい子だからと乗り物の乗り方を工夫したりする様子が見られました。思い通りに動いてくれない未就園児に少し困った様子もありましたが、「小さい子だからしょうがないね」とお兄さん・お姉さんぶりを発揮するゆり組の子どもたちでした。

     

未就園児さんの次は京橋朝海幼稚園のかもめ組さんをお客さんに迎えました。同じ年長組ということもあり、乗り物の乗り方を説明してから乗ってもらったり、言葉をやりとりしながら進めたりする様子が見られました。「こうやって乗ってほしい・食べてほしい」とゆり組が思っていたことが実現でき、達成感を感じたようでした。

      

遠足の経験から、自分たちの遊びとして再現して友達と遊びを進めていく楽しさや難しさを感じつつも、ゆり組みんなで「たいめいランド」を完成させたこと、お客さんに自分たちが作ったものに対して喜んでもらったこと・・・こうしたいということが実現され、達成感を味わうことができた活動となりました。この活動を日々の生活にはもちろんのこと、次の活動や行事に生かしていきます。

 

○日比谷公園散歩○

「少し涼しくなってきたね」「どんぐり見つけに行きたいな」「幼稚園のみんなで行こうよ!」「じゃあ、日比谷公園に散歩に行こうよ」という声を受けて、天気の良き日に日比谷公園に散歩へ出掛けました。雲一つない、真っ青な青空に、お月見の会で興味をもった「月」も見えて、様々な話をしながら公園まで行きました。今回は、日比谷公園で拾ってきた葉っぱや花・草などを栞にしてスポーツデーに来てくれた方にプレゼントしようということを目的に、自然の変化や秋ならではの自然を見つけに行くことにしました。昨夜強風だったこともあり、きれいな落ち葉やたくさんのどんぐりが子どもたちを迎えてくれました。「この葉っぱきれい」「赤くなってるところと黄色いところがあるよ」「青い花も咲いてるね」「このどんぐり、さっきと形が違うね」など、見つけた物を友達や教師に伝えたり、色や形の違いに気付いたりしている様子が見られました。今日のゴールは三笠山。トンボやコオロギ、バッタにダンゴムシにシジミチョウと、たくさんの虫を発見したり追いかけたりして楽しみました。秋の自然を満喫できた一日となりました。見つけてきた秋はプレゼントにするために本で挟んで押したり、どんぐり転がしゲームの玉にしたり・・・どんどん楽しいことを考えて遊ぶ子どもたちでした。

      

      

 

★5年生との交流活動★

1学期から継続して交流活動をしている5年生。親しみをもったり、休み時間に会うと声を掛けたりする間柄になっています。2学期はスポーツデーの競技に一緒に参加してもらうことから、スポーツデーの前に一緒に遊ぶ機会を設けました。密に関わりがもてるようにとねらいをもって、小グループに分かれて活動を行います。また、一組と二組それぞれ違う競技で関わりをするので、ゆり組にとっても、様々な関わり方ができる機会ともなりました。自己紹介をして、それぞれの競技である、パズルと玉入れをしました。5年生と一緒に行うからこそ、盛り上がったり、楽しかったりする様子が見られていました。たくさんの刺激を受けて、パワーアップしたゆり組です。休み時間や授業に5年生が出てくると、以前よりもゆり組から声を掛ける様子が見られるようになりました。スポーツデー当日がますます楽しみになってきているゆり組です。

      

 

◇保育園さんとの交流(ポピンズナーサリースクール京橋さん)◇

1学期も交流していたポピンズナーサリースクール京橋の5歳児さんが泰明幼稚園に遊びに来てくれました。同じくらいの規模の人数のため、定期的に交流することで、名前を覚えて自分から声を掛けたり、同じ5歳児として仲間のように感じられたりしている様子があります。今回は様々な運動遊びを通して交流できるように計画しました。いつもより多い人数での運動遊びはより楽しく感じたようで、「たのしい!」「もっとやりたい!」と子どもたちから声が上がっていました。この経験を幼稚園は次のスポーツデーに、保育園さんは、縦割りで過ごしている3・4歳児に伝えて園内での活動に生かしていきたいと思っています。それぞれ互恵性のある交流が図れるように、これからも計画していきます。

      

 

♡スポーツデーに向けて(リズム編)♡

9月末に小学校の体育学習発表会があり、それに向けての取り組みを憧れの眼差しで見たり、小学生と同じように動いてみたりして、自分たちの遊びに取り入れてきました。小学生の楽しそうな姿を見て「幼稚園でもやりたい!」「うめ組の時にスポーツデーやったよね?」「園長先生に相談してみよう!」という話になり、早速園長室へ。「スポーツデーをやりたいです」「何日ならできますか?」と目をキラキラさせて聞く子どもたちに、「じゃあ、10月27日金曜日にやろう!」とお話いただき、大喜びで部屋に戻ってきました。ゆり組のカレンダーの27日に”スポーツデー”と書いて、指折り楽しみになるようにしました。

         

リズムは音楽を聞きながら実際に動いてみて「こんな動きはどう?」「1年生がしてたクルクルパってやりたい」とどんどんアイディアが沸いてきて、振り付けを子どもたちのアイディアで決まっていきます。「波をみんなでしたいけど・・・」「ここに並んだらできるよ!」「4年生のダンスもやりたい」「こうやってするのはどう?」決まってくるとさらに「こうしたい」「これをやりたい」という気持ちがあふれてきて、みんなに提案・確認しながら進めてきました。子どもたちのアイディアたっぷりのリズムができあがり、自信をもって踊っています。どんなリズムになったか、当日をお楽しみに!

    

 

♡スポーツデーに向けて(パラバルーン編)♡

2学期に入ってから、保育体験の機会にパラバルーンを行いました。パラバルーンのイロトリドリの姿や大きさに見ただけで「わ~」と歓声が上がっていました。まずは、約束は何かを確認して始めます。「手をワニの口にしてしっかりつかむ」「しゃがむときにはお尻をつかないで忍者座り」を合い言葉にバルーンで遊びます。力が入らなくてバルーンから手が離れたり、しゃがむのを忘れてしまったり・・・繰り返し遊んでいく中で、しっかり手をワニの口にしてつかめるようになったり、さっと忍者座りをしたりが自然に出来るようになっていきました。保育体験の中で行うことで、おうちの方にもバルーンでの遊びから、演技になるまでの過程を一緒に楽しみながら経験していただきました。決してやらせるのではなく、あくまでも遊びながら楽しんで取り組む中で演技ができていく様子を感じてもらうことができ、まさしく幼稚園教育の醍醐味を実感していただけたのではないかと思っています。当日は園庭で行う予定のため、風に負けないようにみんなで力を合わせて成功目指してがんばります。

      

 

たいめいらんどスポーツデー、大成功!

秋晴れの空の下、たいめいらんどスポーツデーを行いました。ゆり組の子どもたちは、今まで積み重ねてきたことを発揮する機会にもなります。朝から少し緊張しながらも、自分たちが作った万国旗や風船などが飾られていて、うれしそうな姿が見られました。ゆり組だけでなく、5年生やおうちの方、ご来賓の皆様に、未就園児さんの力を借りて、一緒に競技や遊戯をして楽しめるようにしました。どの競技・遊戯も笑顔と拍手あふれるものとなりました。特に、ゆり組の子どもたちが考えたリズム「たいめいらんどがはじまるよ」では、緊張の面持ちでしたが、終わった後の笑顔、そして安堵した、また、満足した表情が見られていました。閉会式では園長先生からキラキラのトロフィーをいただき、子どもたちの笑顔はさらに輝きを増しました。たくさんのご協力をいただき、たいめいらんどスポーツデーを大成功で終えることができました。この経験が次の教育活動につながるように、計画していきます。たくさんのご協力をありがとうございました!