今月24日からの一週間は、「全国学校給食週間」です。学校給食の始まりは明治22年。山形県鶴岡市の私立忠愛小学校

で、お弁当を持ってくることができなかった子どもたちに、昼食を出したことに始まります。学校給食はそれ以来、各地に

広がっていきましたが、その後、第二次世界大戦により日本中が食糧不足になったため中止となり、たくさんの子どもたち

が栄養失調になりました。戦後、アメリカの「ララ(アジア救済公認団体)」から脱脂粉乳が寄贈され、昭和21年12月24日

に東京・神奈川・千葉で給食が再開し、この日が「学校給食感謝の日」となりました。しかしその日は冬休みに入ってしま

うため、1か月後の1月24日からの1週間を「全国学校給食週間」とすることが決まりました。

 少しでも給食に興味を持ち、考える時間を設けてほしいとの願いを込めて、24日からは郷土料理とタイムスリップ給食が

登場します。お楽しみに!

12日(水)

【行事食 ~お正月~】

菜めし

里芋のみそ汁

松風焼き

七福煮なます

牛乳

13日(木)

揚げパン(ココア)

とりにくと野菜の具沢山卵スープ

カレーフレンチサラダ

牛乳

14日(金)

【地産地消 ~小松菜・白菜~】

キムチ入り肉野菜うどん

ちくわのいそべ揚げ

都産野菜入りお浸し

みかん

牛乳

17日(月)

チキンカレーライス

さっぱり野菜サラダ

りんご

牛乳

18日(火)

【噛ミング30】

ごはん

大豆とじゃがいものかみかみ揚げ煮

すまし汁

肉豆腐

牛乳

19日(水)

【世界の料理 ~イタリア~】

黒砂糖コッペパン

野菜コンソメスープ

カチャトーラ

パンナコッタ

牛乳

20日(木)

【食べよう野菜350】

豚ニラまぜごはん

みそ汁

卵焼き

野菜60gのじゃこ和え

牛乳

21日(金)

スパゲティミートソース

コンソメスープ

キャベツのツナサラダ

牛乳

24日(月)

全国学校給食週間

【郷土料理 ~東京都~】

鶏とごぼうの柳川丼

みそ汁

野菜の七色和え

牛乳

 全国学校給食週間です。野菜たっぷりで特にボリューミーな今日でしたが、苦手な食材にもチャレンジできた子が多かったようです。いつもは一口だけど今日は二口食べる!と宣言する子もいたり、普段残りがちなゴボウも綺麗に無くなっていたりなど、嬉しい報告がたくさん届きました。食べ物のありがたみや、作って頂いている方々への感謝を持ってもらえるような一週間になればと思っています。

25日(火)

全国学校給食週間

☆タイムスリップ給食 大正12年☆

五色ごはん

すいとん

鮭のつけ焼き

野菜のごま和え

牛乳

 給食週間2日目は、大正12年頃に食べられていた、五色ごはんとすいとんです。里芋が入っているのが特徴的な五色ごはんですが、甘辛く味付けされているのでみなさんよく食べていました。すいとんも、たっぷりの根菜と一緒においしく食べられたようです。美味しそうにモリモリ食べる有馬のみなさんの姿を見ていると、現代の魚・和食離れの心配が吹き飛んでいきます。

26日(水)

全国学校給食週間

【郷土料理 ~長崎県~】

長崎ちゃんぽん

じゃがまるくん

野菜のおかか和え

ネーブル

牛乳

 給食週間3日目は、長崎県の郷土料理「長崎ちゃんぽん」です。本来は仕上げに牛乳が入るところを少しアレンジを加え、豆乳が入っています。麺やお肉だけでなく、たっぷりの野菜もシャキシャキと良い音を立てながらたくさん食べていました。給食週間が始まって間もないのですが、廊下ですれ違う時に、「給食、いつもおいしいです!」、「昨日はアレがおいしかった!」、「野菜は全部、調理師さん達が切ってくれてるんですか?」など給食に関する事でお話をしてくれる子が増え、感激しています。

27日(木)

全国学校給食週間

☆タイムスリップ給食 昭和27年☆

ジャムコッペパン

クリームスープ

くじらのオーロラソースがけ

野菜サラダ

牛乳

 給食週間4日目は昭和27年にタイムスリップ給食という事で、昔よく食べられていたクジラ肉と、ジャムコッペパンとクリームスープが登場しました。初めてのクジラ肉に、「クジラかわいそう・・」「普通のお肉よりすごく堅い!」「レバーみたいで嫌」「ステーキみたいでおいしい!」など、意見が賛否両論分かれましたが、一口でもいいから食べてみようよと声をかけると、渋々ながらもみなさん食べる努力をしていました。嫌いなものも感謝して食べようという気持ちが特に伝わってきた今日でした。

28日(金)

全国学校給食週間

【郷土料理 ~愛知県~】

ごはん

のりの佃煮

味噌おでん

野菜のお浸し

りんご

牛乳

 給食週間最終日は、愛知県の郷土料理「味噌おでん」です。八丁味噌を入れることで、一般的なおでんより少し甘みがあり、まろやかな仕上がりでした。今回の給食週間は和食中心な一週間だったのですが、担任の先生方の呼びかけもあり、嫌いなものにチャレンジする子がたくさんおり、「残食ゼロ」をみんなで目標に掲げるクラスもありました。いま子どもたちの中にある「もったいない」「食べられることと食べ物を用意してくださる人たちに感謝する」という気持が、この先もずっと続くよう願っています。

31日(月)

ビビンバ

わかめスープ

デコポン

牛乳